デスク「熊本地震では、いろんな芸能人がここぞとばかりにボランティアだなんだって動いてるけど。中には懐かしい名前も聞こえてきたね」
記者「先日実家が全壊したことを自身のブログで告白したタレントの井上晴美(41)ですね」
デスク「そうそう。ただ、彼女の場合は現地の状況など自身のブログで伝えたのに、ひどい誹謗中傷があるって?」
記者「普通なら、お悔やみのコメントがあって当然ですが、ネット上では『食べるものもないのに電池使ってブログ更新ですか? 余裕ありますね』などと、悪意に満ちたコメントに井上本人は傷ついたようです」
デスク「有名人が何か発信すれば、そういうリアクションはあるわな」
記者「井上は4月18日に『どうでもいい』のタイトルで『これで発信をやめます。これ以上の辛さは今はごめんなさい。必死です』と、ブログの更新を停止すると発表しました」
デスク「その気持ちは分かるけど…」
記者「ブログでは始終、支援物資を受け取れない過酷な状況をレポートしていました。マスコミ報道だけではわからないことを井上のブログで知った人も多かったんです。ところが、『他人の不幸は蜜の味』で、こういう悲しみに寄り添うことができず、大喜びしながら非難する輩も少なからずいたわけです」
デスク「そういう心の貧しい連中は無視すればいいんだけどね」
記者「というより、想像力の乏しい人間が増えているってことです。自分の家が倒壊したら、どんな気持ちになるのか考えることができない。だから、他人の不幸はすべて自分の喜びになるわけです」
デスク「井上の例みたいのがあると、芸能人はみんなネット民を恐れるのかな」
記者「すごく恐れていますよ。本音では怖くて何も発言できなくなっている。最近は藤原紀香(44)が何を書いても批判される『叩かれタレント』になりました。紀香のように派手だったり、自慢したりするタイプは高い確率で非難されますが、井上のように不幸に遭遇して攻撃されるケースは稀なので驚いています」
デスク「それでか…。ブログやツィッターよりインスタグラムに投稿したがるタレントが多い理由が分かる」
記者「インスタだと、あんまり書き込まないですからね」
デスク「オイラもちょっと写真張り付けると、チャイナ美女がたくさん、イイネつけてくれてうれしいよ」
記者「はいはい…」
《NewsCafeゲイノウ》
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