SMAP、騒動の次に待つこと | NewsCafe

SMAP、騒動の次に待つこと

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2016年1月18日。分裂・解散・独立騒動の渦中にあったジャニーズ・SMAPが、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の緊急生放送で、5人そろってコメントしたことで、グループ解散はとりあえず回避されたが、余波が収まらない。
「スマスマの視聴率が31・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。関西地区は29・7%)を記録。ツイッターがサーバーダウンするほどの国民的関心事でしたが、本当に大変なのはこれから。問題が山積みです」とはジャニーズウオッチャー。
番組では、黒いスーツに身を包んだ5人が謝罪や感謝を含め挨拶したが、「SMAPは解散せずに5人で続ける」との明言が無かったせいか、違和感・不安感をおぼえた視聴者が多い。
「5人の表情の暗さに加え、生のコメントでありながら、セリフのような『言わされてる感』を指摘する声が多くあがりました」
当然、コメントはジャニーズ事務所の事前チェックで決められた内容だろう。木村拓哉(43)が「空中分解になりかねない状態」と語り、草なぎ剛(41)が「木村君がジャニーさん(ジャニー喜多川社長=84)に謝る機会を作ってくれて、今ここに立てている」と衝撃のコメントを発したことで、分裂が事実だったことを認めた形になった。
「放送後から『事務所によるパワーハラスメントではないか』『謝るのはメンバーではなく事務所幹部だ』『まるでみせしめの公開処刑』などという声が相次ぎ、BPO(放送倫理番組向上機構)へのアクセスが殺到。ツイッター同様、サイトにつながらないという事態に発展しました」
ジャニーズ事務所は癒着しているスポーツ紙や週刊誌に都合のいい記事を書かせることは有名だが、今回はついに露骨な情報操作にウンザリした視聴者の怒りが爆発したのだろう。
一方で、5人の立ち位置についての疑問の声も多かった。
センターに立ったのがリーダーの中居正広(43)ではなく木村だったのはなぜだろう。コメントも口火と絞めの挨拶は木村だった。
「事務所の意向でしょう。木村以外の4人がチーフマネージャー・飯島三智女史(58)と独立しようとし、木村が仲裁したという流れですから。翌日、フジテレビが特権で撮影したスタジオ入りする5人の映像を流しましたが、『とくダネ!』では、関係者が『中居さん、一番下手で』と立ち位置を指定した音声が公開されたことで、誰かの指示があったことは明らかです」
5人が言われた場所に立ったということになるが、映像を見たファンの間では、今後は木村が新リーダーになるのではないかという憶測も乱れ飛んだ。
「なにしろメリー喜多川副社長(89)が『キムタク以外の4人はいらない』なんて言ったらしいですし、このままメリー副社長が居座り続ければ、お気に入りを優遇する公私混同人事はありえない話ではないですね。ただ、現実的にはメリーさんも引退が近いでしょうから無理でしょう」
それはそうだろう。そもそも週刊文春のインタビューで飯島女史に「娘(藤島ジュリー景子=49)との派閥争いがあるならSMAPを連れて出ていけ」と言い放ち、騒動の発端を作ったのはメリー副社長だ。
「ネットでは『老害』『マッチ(メリー副社長が最も気に入っている近藤真彦=51)を連れて出ていけ』『ラスボス登場』などと冷笑されてきましたが、今回の騒動で、事務所への直接のクレームが殺到。『チーフマネージャーだけでなくメリー副社長も責任をとって辞任すべき』という声も噴出しています」
その飯島女史は退社を早め、すでに引退状態と聞く。
「連絡がとれなくなり、『逃走』なんて書き広められましたが、身を引くことを条件に全メンバーの残留が決まったとか、解雇命令で業務用の携帯電話を没収されたから連絡がとれないとか、情報が錯綜。飯島女史復帰を求める嘆願運動も一部で始まっていますが、こちらも現実的には無理でしょう」
SMAPを国民的人気グループに成長させた「育ての親」とも言われた人材なのに、なんとも寂しい引き際だが、飯島女史不在となったSMAPは今後どうなるのだろう。「とりあえず契約が切れる9月までは予定通り仕事をこなしますが、飯島女史主導で先々に決まっていたドラマの主演話などはいったん白紙になったものもあるようです」
問題は今後、誰がSMAPを統括するかということ。ジュリー副社長1人では無理だろう。
「これを機会にジュリー副社長が社長に昇進して現場から離れ、企画・プロデュース力のある統括者を新任させるのが得策でしょうね。少なくとも飯島女史の退任でジュリー副社長との派閥問題は解消されたわけですから、今までなかったグループ同士の共演も期待されています」(先のウオッチャー)
ジャニーズ事務所はブラック企業という汚名を返上すべく、まずはデビュー25周年の記念の年にトラブルの渦中に放り込んでしまったSMAPを、適切に、また平等に救済するべきだろう。
《NewsCafe》
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