記者「先月から始まった堤真一(51)主演のドラマ『リスクの神様』(フジテレビ系)が、初回視聴率7.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)から低空飛行が続いています」
デスク「2話が6.8%、3話も5.7%と大苦戦だな。29日は放送がなく8月5日の4話の数字によっては完全に赤信号って感じだね」
記者「フジには3%台を記録している『HEAT』もありますから、あちこちで炎上、リスクだらけです…」
デスク「それはともかく、堤といえば2000年放送のドラマ『やまとなでしこ』(同系)で、主演の松嶋菜々子(41)の恋人役を演じ、大ブレイクを果たしたよな…」
記者「あのドラマって今、実質的に放送禁止状態なんですよ」
デスク「どういうこと?」
記者「『リスクの神様』が始まる少し前に、フジは堤の代表作『やまとなでしこ』を再放送して景気づけをしたかったはずです」
デスク「そう、あのドラマは最高視聴率34.2%で、MISIA(37)が歌う主題歌『Everything』も200万枚を売る大ヒットだったよな…。それが地上波で流せない理由って?」
記者「その原因は出演者の押尾学(37)にあります。彼は2009年に法律違反の薬物を使用して逮捕されましたが、ドラマに重要な役どころで出演しているため、再放送できないんです」
デスク「ああ、ヤツが足を引っ張ってるのか…」
記者「この作品以外に、『ひとつ屋根の下』(同系)も封印されています。出演者のいしだ壱成(40)や酒井法子(44)が薬物で捕まり、長らく放送できませんしたが、今年ようやくブルーレイで発売され、封印が解かれました」
デスク「で、『やまとなでしこ』も放映はされなくても、いずれはブルーレイで発売されるの?」
記者「それはないでしょう。いしだや酒井は自分たちが薬をやっただけで死者は出ていません。ところが、押尾の場合は共に薬物を使用したホステスが死亡しています。 薬物ショックで苦しんでいる女性を保身のために見殺しにした押尾の罪は、より重く受け止められているわけです」
デスク「ろいろやらかした連中の呪いがフジにかかってるみたいだな。でも、放送しないのはあくまで自主規制。法に触れるわけではないじゃん」
記者「確かに、最近は一部視聴者からの批判を恐れ、何もかもが自粛の嵐です。逮捕者が出た番組は放映できないといっても、ドラマはもともとフィクションなわけで、俳優を批判するなら視聴者がチャンネルを変えればいいんですが、その理屈が通らない」
デスク「粘着的に攻撃する連中が多いから、面倒はどこでも避けたいんだろうよ」
記者「自粛はそれだけではありません。軽いお色気路線さえも各局がいけないと判断し、女性の乳首も自主規制の対象です。無差別にモザイクをかけるから、よけいいやらしくなっています」
デスク「フジの低迷ぶりがそれでますます納得できてきたわ…」
《NewsCafeゲイノウ》
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