「日本人は働き過ぎ」…とはよく聞くが、意外にも"日本の祝祭日"は多い。イギリスやアメリカ、イタリア、ドイツ、フランスなど先進諸国の祝日が8~10日であるのに比べ、日本の祝日は15日…しかも2016年からは8月11日の『山の日』も加わり16日となる。
しかし「そんなこと言われても、休んでいる実感なんてないよ!」という人がほとんどではないだろうか。なぜなら、日本は"一斉休業日"が多いだけであって、欧米のような"個人個人がとる長期休暇"を認める慣習がないためである。
ロングバカンスを楽しむ外国人を、羨望のまなざしで見る日本人…。この悲しい構図に終止符を打つためには、一斉に休む日を減らし、そのぶん自由に休める日を増やす必要がある。NewsCafeのアリナシコーナーでは「バースデー休暇…アリかナシか」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…49.1%】
■くれるならありがたく頂きます!
■い~なあ~。欲しいなあ~。希望って事で!
■この日くらいは休みたい。
■大きい企業くらいにしかないけど所得に影響しないならアリかな。
■あったら欲しいけど、なんにもしないで一日終わりそう。
■その月限定の有給休暇とかあるといいね。有給すら取れないけど。
■休みがあるなら休めばいいじゃん。主婦に休みはなし。羨ましい話。
■忙しくて休みとれんかった。ひまならとるけど。
■だけんみんなで祝し親に感謝せにゃいけん日だ。
■日本もそういう時代になった。
【ナシ…50.9%】
■必要性があるのかないのか分かりませんからナシ。
■何だバースデー休暇って!? 世の中いつからゆるゆるになったんだ!?
■仕事にならないでしょ。
■そんなに嬉しいか? 年取るだけだろう?
■友達や恋人が休みじゃないし、ひとりで何する?
■年休も代休さえもまったく消化できない! BDあっても休めない!
■そこまで自己チューじゃない。
■バースデーボーナスはアリ。
■バースデ-休暇より、もっと有休を自由に取らせてほしい。
■気持ちは解るけど現実は非情である。
結果はほぼ真っ二つ。やや【ナシ派】優勢…となってはいるが、寄せられたコメントは「休みをとる日がバースデーである必要性はない」という内容が多いだけで"一斉休業日とは違う、自由に選べる休み"を否定するものではない。
また「誕生日休暇はあるけど休めない。外面を良く見せるための制度(怒)」「バースデー休暇ありますが毎年黙って仕事をしております」という声もチラホラ…。日本の場合、バースデー云々以前の問題がありそうだ。
少子高齢化に悩む日本。この先、今以上に生産性を上げるためには、効率的な働き方を追求する必要、ひいては"心からリフレッシュできる休暇の取り方"を模索する必要があると言える。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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