「まな板は木製」少数派? 素材のメリットそれぞれ | NewsCafe

「まな板は木製」少数派? 素材のメリットそれぞれ

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「まな板」は古くは「真魚板」と書き、魚など生臭いもの専用の調理台を指したという。まな板を台所の必需品として常用する文化圏は箸を使用する文化圏とおおむね一致しているが、なかでも日本料理においては「板前」「花板」という言葉からもわかるように、"まな板で素材を切る作業・技術"が重視されているのはご存知のとおりだ。
元来、日本の「まな板」といえばもちろん木製が一般的だったが、食生活の欧米化に伴い、欧米のカッティングボードやパン切りボードを使う家庭も多くなった。キッチン雑貨売り場を覗けば、プラスチックや合成ゴム製、ガラス、大理石まで…遊び心溢れるカラフルな「まな板」が揃っている。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「それでもやっぱり"まな板"といったら木製、アリかナシか」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…47.8%】
■ず~っと木製です!
■当然…日本料理屋さんや寿司屋さんは大体どこも木のまな板です。
■プラは化学物質を使用して衛生的だが木は自然に衛生的。
■銀杏のまな板です。刃あたりが柔らかく使い易いですよ。
■刃当たりが優しい。柳のまな板をよく使ってる。
■つい昨日、思い出して使い始めました。切りやすいです!
■プラは、滑る。
■理想はね。
■高いし手入れも手間だけど、良いものは一生使える!
■木製もプラスチック製も両方あります。使い分けてます。

【ナシ…52.2%】
■匂いとかバイ菌が染みつきそう。
■プラスチック系の方が漂白剤等で除菌しやすいと思うし清潔感がある。
■重い。
■以前は木製だったが、古くなって来たので衛生的なプラ製に換えた。
■プラスチックの方が安全だ(笑)。
■食洗機に入れなれないから殺菌面倒。
■扱いによっては、反ってしまってものが切れない。
■試行錯誤の末、百均のプラ製のを頻繁に交換という形に落ち着いた。
■木製は憧れ。でも手入れに自信がない(泣)。
■ほんとはいいんだろうけどなぁ…(汗)。

結果は僅かながら【ナシ派】優勢。もはや"木製まな板"は主流ではないのか…と思われたが、【ナシ派】のコメントを見ると「手入れに自信がないから仕方なくプラスチック」「理想は木だけど、扱いが面倒だから」「反ってしまったから代えた」という声が多いようだ。
木製まな板の"表の面"は、両端が上へ反るため扱いづらい。よって「裏を上にして使う」ことで切りやすくなり、さらに「軽く水で濡らしてから切る」と食材の色・臭いが移りづらくなるそうだ。また、使い終わったらすぐに洗うのが理想だが、急ぐ時は軽く水ですすいでおくことで汚れは落ちやすくなる。
筆者は木製とプラスチック製を使い分けているが、確かにプラスチック製のまな板は手軽だ。コメントにもあるように、食器洗浄機で洗浄・殺菌が同時にできるメリットは大きい。しかし、木製のまな板には"包丁の歯が傷みにくい"という絶大な魅力がある。うーん、どちらも捨てがたい!

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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