世の中に「見た目が人生に与える影響」を研究する人は、意外に多い。米国カリフォルニア大学のソニア・リュボミアスキー心理学教授の実験によると「2~17年間うつ病が続いている女性10人を対象に"眉間と目元のしわ取り手術"を施したところ、薬を処方しても治らなかった10人中10人全員がうつ病から回復した」…というのである。
「人生、結局は見た目でしょ?」…などと言われれば反論したくなるのが人情だが、実験結果は「美しくなる事で"気の持ちよう"が変わる」ことを明らかにしたと言っていいだろう。"周囲からの美醜の評価"ではなく、自らによる"自分の美醜の評価"が影響しているとも言い換えられる。
NewsCafeのアリナシコーナーでは、ズバリ「人生の良し悪しはルックスで決まると思う?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…39.6%】
■見た目が9割とは言えないけど、かなりの部分を占めているかも?
■第一印象やきっかけはルックスで決まる事もあると思う。
■すべてとは言わんが、私の様に見た目が悪ければ人生は絶対に不利。損。
■よほど内面に問題がなければ、あとは外見がすべて。
■能力が同等なら容姿いい方取ると人事の人が飲み会でハッキリ言ったよ。
■6割、関係あるだろう。特に女子。
■そりゃそうでしょ。綺麗事は止めましょうよ。
■ルックスが良いかどうかで他人の接し方は変わる。
■0%ナシとは言えない部分もありそう。
■そんな当たり前のことを問うのか?
【ナシ…60.4%】
■ルックスだけがすべてはない。
■心や性格の悪いヤツはルックスがいかに良かろうがアウト。
■外見で人生決まるなら私はドン底。
■心の中が綺麗な人は、顔にも表れるから…。
■決まってほしくないね。
■やはり人間性や性格でしょ!
■大体は財力だと思うよ…byビンボー人。
■本人の気の持ちよう。どんなにアホで醜くとも、幸せな人はいる。
■運じゃないの?
■良し悪し、じゃなく"損か得か"でしょ?
そもそも"人生の良し悪し"とは何か、また、たとえ9割がルックスで決まる事柄でも残り1割が物を言う可能性はある…という議論はありつつも、約6割の人が【ナシ派】に投票する結果となっている。しかし一方の【アリ派】も4割と、決して少ないとは言えない数字だ。「いやいや!! 見た目で損得あるって!!」「当たり前じゃ! ダハハ」「なんだかんだ言っても美人は得でしょ」「ある程度&ある意味。因みに低身長男の私は引け目感じたこと多々アリ」…結局のところ答えが出ないテーマではあるのだが。
美醜の基準や程度問題はともかくとして、"良い人生"は、誰がなんと言おうと、本人が"良い人生"だと思わなければ始まらないことだけは確かだ。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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