選挙戦スタートも…「衆院解散」に約6割が否定的 | NewsCafe

選挙戦スタートも…「衆院解散」に約6割が否定的

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今回の選挙について…というよりも「そもそも、このタイミングでの衆院解散についてどう考えるか?」という調査が実施されたらしい。安倍総理大臣から解散表明がなされたのは先月18日夜、師走も目前という時だ。同時に、来年10月に予定されていた消費税率引き上げの1年半先送りも表明されたが、この動向について市民はどのように受け止めているのか。調査結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…41.3%】
■大義なし! でも棄権はしないよ!
■決まっちまったもんはどうすることもできない。
■早く初選挙に行きたいので(笑)。
■参議院も一緒に解散しちゃえ!!
■自民党の重要ポストの奴らに鉄槌(落選)を…奴らは庶民の敵だ。
■民主社民共産を解体させろ。
■打倒! 自民公明独裁政権の打破! 庶民のための政治を!
■アリだが議員定数削減法案通してから解散しろ!
■んで、今こそ議員削減…いや…半減しろよ(怒)。多すぎるぜ!
■解散するのは自由だが、選挙のお金は自腹にして!

【ナシ…58.7%】
■なぜ解散する? 大義名分がわからない。
■税金の無駄使い!!
■一票の格差も解決してないのに師走に選挙なんかするべきじゃない。
■選挙してる場合か? 震災の復興はどうした!?
■解散するなら春にしてほしい。議員も減らして!!
■今ならば野党に勝てるという目論見を与党は持っているのだろう。
■今はやらなくていい、任期切れのときでいいです。
■消費増税が焦点なら自公民(三党合意)に投票するなってこと。
■ナシ。石破さんの言う通り!
■今? ってイラつく! 大抵の有権者は苦々しく思ってないかなぁ…。

結果は【ナシ派】約6割、最も多かったコメントは「なぜ、今なのか」という内容だ。当事者である衆議院議員の間にすら戸惑いが見られた今回の解散について、市民が混乱するのも当然のことだろう。一方の【アリ派】も、解散総選挙に諸手を挙げて賛成というよりも「決まったことは決まったこと」としての投票が多いようだ。相次いで発覚した閣僚の"政治とカネ"問題で停滞を余儀なくされていた諸々の審議…仕切り直しと受け止める声もあった。また両派ともに「身を切る改革はどこへ?」の疑問は多く見られた。「0増5減」の調整はなされたものの、これで"身を切った"とは感じられない。
衆院解散に反発した野党からは「700億円の無駄遣い」などの批判もあり、政府は先月28日、衆院選費用を従来より1割程度少ない約631億8300万円に抑えることを閣議決定しているが…どうにも「焼け石に水」という言葉が浮かぶ。
波乱の中、選挙戦は本日からスタートする。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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