記者「11月19日に肺がんで亡くなった俳優で歌手のジョニー大倉さん(享年62)ですが、その死が明らかになった27日に歌手、矢沢永吉(65)が出したお悔やみコメントがあっさりしすぎですよね」
デスク「共に1970年代前半に活躍したロックグループ『キャロル』のオリジナルメンバーで、盟友とも言うべき間柄だったからな」
記者「矢沢が出したコメントは『非常に残念です。心からお悔やみ申し上げます』…たったこれだけでした。キャロル再結成を〝夢〟とも言っていた大倉さんに対して冷たすぎませんかね」
デスク「公式HPには『ほんというと、もっともっと歌い続けて欲しかった…』と一応、大人の対応は見せたね」
記者「キャロルの歌のほとんどを作詞し、リーゼントヘアに革ジャンというスタイルを作ったのが大倉さんだった…なのに確執があったというのは?」
デスク「バンド時代はオイラも子供だったからよく知らないけど、伝わる話では大倉さんがドラッグにはまってバンドを放り出し、もっと強い上昇志向を持つ矢沢が彼を切った、ということさ」
記者「そして矢沢は超ビッグになった、と」
デスク「まさに〝成りあがり〟なわけで、その影になっていたのが大倉さんてことだ。突出した才能とプロデュース力を持つアーティストが他のメンバーとぶつかりあってグループが消滅…っていうのは洋の東西を問わずによくある物語さ」
記者「ただ、キャロルの成功は大倉さんの存在にあったわけですから、もうちょっと何とか対応もあったんじゃないか、とも思いますよ」
デスク「いやいや、キャロルのファンも圧倒的に矢沢支持だろ。大倉さんがこれまで何度もラブコールを送ったり、逆に矢沢批判をしてきても一切それを矢沢は無視した。今回、短いとはいえ、75年のキャロル解散後では大倉さんに当てて初めてコメント出しただけでも賢いと思うね」
記者「さすが、金持ちケンカせずってことですかね」
デスク「4億円近くもする豪華クルーザーを持つ矢沢だからね。多くの楽曲の権利を自分で持ち、グッズ販売の売り上げもハンパじゃない」
記者「僕も成りあがりたいもんです」
デスク「100年無理、と言っておくよ」
記者「…」
《NewsCafeゲイノウ》
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