「食事はバランス良く」が鉄則…ダイエットに"炭水化物抜き"否定派7割 | NewsCafe

「食事はバランス良く」が鉄則…ダイエットに"炭水化物抜き"否定派7割

ビックリ ニュース
健康維持のための体重管理とは別に、美しくあるための"ダイエット"の概念が日本に根付いたのは、1970年代のことだと言われている。その流れを生んだきっかけは1967年、ツィッギー・ローソンの来日だ。当時18歳にして世界的な売れっ子ファッションモデルだった彼女は、身長165cm、体重41kg。記者会見で披露された"ひざ上30cmのミニスカートから伸びる脚線美"は、多くの日本女性に「ミニを履くために美しく痩せたい!」と思わせたという。それからというもの、現代まで途切れなく続く"○○ダイエットブーム"の波…これは誰もが知るところだろう。
リンゴ、こんにゃく、たまご、紅茶キノコ、納豆、バナナ、黒酢、寒天、テーピング、耳つぼ、バランスボール…。食品絡みにとどまらず、実に様々なダイエット法が現れては消えていく。最近では"炭水化物抜きダイエット"が根強い流行だと聞くが、その人気や効果は果たして…。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「炭水化物抜きダイエット、アリだと思う?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…31.7%】
■それでずいぶん痩せました。
■夜だけ炭水化物抜いてます。
■抜くというより減らす程度。調子よいです。
■夕飯だけ豆腐に替えてます。
■胃がもたれてると果物と野菜サラダだけにする時あるが、結構好き。
■夜だけ主食抜き、2年近いが慣れました! 胃もたれしなくていいよ。
■ごはんよりおかずが元々好き。
■確かに一時痩せるけど。
■効果はあるけど、体力落ちる…。
■結局、おかずばかり食べるから、金持ちじゃないと。

【ナシ…68.3%】
■主食=炭水化物=ブドウ糖=脳や体の全細胞の必須栄養。
■お医者さんがダメだって言ってるさ。
■脳にエネルギーが行かず最終的に認知症になる。痩せにくく太りやすい。
■危険。少しは食べないとね。
■バランスのいい食事と運動を続ける事だろう! 急はリバウンドする。
■そこまでして痩せたくない。
■コレを抜くと体から排泄物より臭い匂いを発するってテレビで言ってた。
■このダイエット方法は誤りだとテレビでやってた。寧ろ止めた方がイイと…。
■いくらdietでも完全に抜くのはよくないです! 減らすくらいにしときな。
■好きなメニューはほとんど炭水化物だから無理です。

「抜きはいかん。量を減らすならいいと思うけど」などの折衷案は両派ともによせられていたが、それを踏まえても【ナシ派】が多数派である。"炭水化物抜きダイエット"…よく耳にする割に、あまり世の中に受け入れられてはいないようだ。「医者が良くないと言ってた」「リバウンドで逆効果だと聞く」など、体への悪影響を心配するコメントも寄せられた。
関連情報などを調べてみても、確かに"炭水化物抜き"に警鐘を鳴らす声が多い。炭水化物とは三大栄養素「脂質・糖質・タンパク質」のうち「糖質」のこと…生きる上で必要不可欠な栄養であることは知られているとおりだ。
人間の体には一日170gの糖が必要だとされているが、そのうち120~130gは脳で消費、30gは全身に酸素などを運ぶ赤血球のエネルギー源として消費される。このエネルギーが不足すると、体は自分の筋肉を分解してアミノ酸に変え、不足分を補う。つまり筋肉量の減少、ひいては基礎代謝量の減少、骨密度の減少など、様々な悪影響が現れるのだという。
炭水化物の摂りすぎはもちろん肥満に直結するが、必要な分までも切り詰めることは美しさに繋がらない。たとえ一時的に痩せたとしても、いずれ大きな落とし穴が待っているということだろう。健康あっての"美しさ"…優先順位をきちんと把握したい。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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