初めての給料…「使い道忘れた」6割強 | NewsCafe

初めての給料…「使い道忘れた」6割強

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厚労省が発表している賃金構造基本統計調査によると「大卒初任給」は、調査が始まった1968年時点で月給3万600円。消費支出を元に現在の価値に換算すると、約13万円になるという。その後"初任給"は右肩上がりに推移しているが、90年代以降は20万円前後で横ばいの状態だ。バブル期はともかく、昔の若者に比べれば、現代の若者は多少恵まれている…ということになるのだろうか。
ともあれ、自ら働いて初めて手にする賃金は、金額の多寡にかかわらず嬉しいもの。NewsCafeのアリナシコーナーでは「初任給の使い道を覚えている」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…37.1%】
■家族にプレゼントを買いました。
■家族皆で外食しました。
■普通は両親にプレゼント(仕送り)だけど、俺は生活費にあてた。
■初めて貰った給料5万円は親に渡し貯金して貰った。
■夢のでかいシュークリームを50個買って完食! その後、高熱出して寝込んだ。
■仏壇から神棚へ、その後は母の懐へ全額。母子家庭で弟妹多いからね(涙)。
■就職祝を下さった方へのお礼に遣いました。
■入学金、授業料、他に学費。勤労学生でした。頑張ったわ。
■ウォークマン&ヘッドホンを買い、家族に食事を奢り、残りは、自分自身の生活費。
■自分の部屋用にテレビデオを買った。

【ナシ…62.9%】
■気がついたら、毎日の食費や生活費や小遣いに使ってなくなってた。
■覚えてない…金額は8万円強なのは覚えてる。今で言うブラック企業ダナ。
■まあ~ったく覚えていません(汗)。親不孝な娘です。
■26年前、15万くらいだった。何に使ったのかなぁ…忘れた。
■子供の頃からモデルや役者してたからどれが初任給か? 記憶にない。
■40年以上前の事なんで全然わかりません。
■貢いでた…馬鹿でしょ? 後悔してるよ。別れてよかった。
■貰ってない…。
■初任給ってそんなに大事なこと?
■遠い昔ですから…。

【アリ派】には「30年前、母に五千円を渡したらしい。未だに使わず持ってる(涙)」「スーパーファミコン買ったような気がする」など、心温まるエピソードから微笑ましい思い出まで様々なコメントが寄せられていた。しかし数字的には【ナシ派】が6割超の多数派という結果になっている。
【ナシ派】では「生活に使ったと思う」「昔すぎて思い出せない」など、取り立てて初任給に思い入れがない…という意見が多いようだ。かく言う筆者も、初給料の使い道は記憶にない。人生で一度しかない、最初で最後の初任給…ドラマチックな使い方をしておけば語り草になったのでは、と後悔するのは職業病だろうか。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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