B-1グランプリの流行以降、地域色が強く押し出されるようになった"B級グルメ"だが、元来は「安価で日常的に食される、贅沢でない庶民的な飲食物」を大雑把に指す言葉だった。カレー、ラーメン、お好み焼き、焼きそば、餃子、丼もの…数え上げればキリがないが、なかでも代表格と言えば"モツ"を思い浮かべる人も多いだろう。
モツは煮込んでよし、焼いてよし、炒めてよしと調理法が幅広い。また、加熱で破壊されにくい動物性コラーゲンやビタミンB群が豊富であり、タウリン、鉄分、カルシウム、ミネラル等も多く含まれている。近年では美肌効果が高い食品として女性にも見直されているようだが、一方で「噛み切りづらいから」と避ける声があるのも確かだ。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「モツは飲み込むタイミングに悩む?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…51.9%】
■確かに悩む事あるわ。私だけじゃないんや、良かった。
■お餅もグミも…。
■初めて食べた時の衝撃と言ったら…(笑)。何コレって感じ。
■だから嫌い!!
■はい。覚悟を決めて飲み込みます(笑)。
■何となくわかる(笑)。でも大トロモツとかおいしいんだよね。ワサビ醤油最高!
■タイミング掴めずいつまでもモグモグする羽目になる。
■咀嚼にあきた頃あきらめて飲み込みます。
■これはとってもわかる。
■一生悩みながら噛み続けますわ!
【ナシ…48.1%】
■好きではない。食べた事がない。
■モツの何がウマいのか理解できない。
■適当にもぐもぐして飲み込む。
■うちで作るもつ煮は柔らかくなるまで煮込むから大丈夫ょ!
■ていうか顎が痛くなってくるよね(笑)。
■もっといいモツ食べればわかるよ。
■知らないよ!
■悩む奴は食う資格なし!
■モツ煮食いてぇ――――(笑)!
■一生悩みながら噛み続けて下さい。
数字は僅差ながら【アリ派】優勢。仕様もないテーマではあるが、多くの人が"飲みこみ時"に躊躇していることが判明した。「日高屋のモツ野菜ラーメンは特に苦労します」「モツ煮込みならいいけど、焼き、炒めの場合は…困る」など、調理法によって手強さが増すというコメントも数多く寄せられている。
また【ナシ派】の最多意見は「好きじゃないから食べない」「食べたことがない」というものだった。その数およそ3割程度…ということは、モツを好んで食する人のうち約7割が、飲み込みタイミングに悩んでいると考えていいのだろうか。
…と、そんな記事を書きながらもモツ好きはモツが食べたくなったのだった。噛み切りづらさも味のうちなのである。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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