プライドが邪魔して…「自分が悪くても謝れない」約3割 | NewsCafe

プライドが邪魔して…「自分が悪くても謝れない」約3割

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先日、中国のネット上に「日本人はなぜしょっちゅう謝罪するのか」と題する記事が掲載され、各種メディアで取り上げられていた。日本人がすぐに謝罪を口にする…というのは以前から外国人に指摘されていることであり、海外旅行ガイドブックには「外国ではすぐにアイム・ソーリーと言わないように」とまで注意書きされていることもある。
日本において謝罪はマナーであると同時に、素養の表れと受け取られることも多い。相手との関係をスムーズに運ぶための潤滑油的な役割があり、誰かの代わりに謝罪する「代理謝罪」や、不具合予測される場合の「事前謝罪」も珍しくない。
しかし、そんな日本にあっても「あの人は全然謝らない」「謝っているところをみたことがない」と言われる人はいる。NewsCafeのアリナシコーナーでは「自分が悪くても謝れない?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…29.4%】
■わかるわかる。そんな時、あるよねぇ。反省反省。
■素直じゃないんでね。
■口だけなら何とでも言う。ただし面従腹背だ。反省などしない。
■夫婦喧嘩はタイミングを逃すと謝りづらいですね。
■まれに機を逃し、謝りそびれてしまう自分に自己嫌悪。
■それで主人に怒られる。
■職場では悪くもないのに謝るけど。家族には(泣)。
■退いたら全てを失う時もある。
■生き方が下手な奴ほど謝らない。これ本当。
■この年になっても素直に謝れないんだよね(泣)。

【ナシ…70.6%】
■自己正当化し謝れない奴は最低。
■自分の非を潔く認める、それが大人のプライド。
■すぐ謝る。時間が経てば経つほど謝りにくくなるし。
■逆ギレするヤツとかいるよね。めんどくさ。
■悪くなくも挨拶的に、お互い謝り合えば人間関係円滑。日本人だろ!
■社会人としての常識はあります。
■悪くなくても謝ってるよ。それでコトが済むなら。
■自分が悪いなら謝罪します。子どもに示しがつかない。
■そんなガキじゃねぇーよ。
■そりゃ悪けりゃ謝るよ。

「謝りそびれて自己嫌悪…」という人から「反省などしない」という人まで回答に幅はあるものの、約3割の人が「謝れないこともある」と答えている。なかには「つけあがって『金よこせ』と言われたことがあるから謝らない」という人もいた。前述のような"日本ならではの謝罪文化"が通用しなかった経験があると、即座に謝ることを警戒するようになるのかもしれない。
もちろん「悪くなくても、面倒くさいヤツには謝っちゃった方が楽」「長引くのがめんどくさいからさっさと謝ります(笑)」など"謝罪文化"の恩恵を最大限に浴しているというコメントもあった。時と場合によって反省と謝罪がイコールではないも社会の現実であり、これを不敬と取るか器用と取るかは人それぞれだ。
言えなかった「ごめんなさい」は誰でも多少なりあるはずだ。それをしこりと取るかプライドと取るか…それもまた人それぞれ、なのだろう。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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