「書くことに意味がある」…6割が手帳愛用 | NewsCafe

「書くことに意味がある」…6割が手帳愛用

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近年、各種メディアで「能率手帳スコラ」が話題になっている。企業向け手帳「能率手帳」で知られる株式会社NOLTYプランナーズが中学生・高校生向けに開発したもので、発売初年度こそ2校・約1000人の生徒が使っていただけだったが、翌年度には250校が採用。3年目の平成25年度には692校・164000人とシェアが拡大している。
見開き1週間で縦に時間軸があり、時刻を指定して予定を書き込む…。見た目はまさにビジネス手帳だが、教科ごとに学習時間を記録する専用スペースや1週間の反省記載欄、教師アドバイス欄など学生向けにアレンジされている。
また利用3カ月後に同社が生徒に行ったアンケート(回答数11万人)では、約6割の生徒が「書くことが増えた」、約7割が「忘れ物が減った」と答えているという。スマートフォンやタブレット、電子ブックリーダーが浸透した現代において、むしろ注目度の高い試みになっているようだ。
NewsCafeのアリナシコーナーでも「手帳を利用している?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…59.7%】
■携帯とかに打ち込むより書いた方のが早い。見るのも早いかな。
■日記や家計簿。よい言葉を書き留めたり何でも手帳。
■手帳の方が、何故か分かりやすい。
■パートのシフトを書き込むから。頻繁に変更になるから書いた方が早い。
■書きとめる事で一旦は頭に入る。
■手書きが脳には良いと聞いたし、毎年かわいい手帳が楽しみ。
■お薬手帳。いつ病気や怪我したかやどんな薬を服用したか分かる。
■色分け等、自分なりに工夫して書き込むのもまた楽し。まさに備忘録。
■毎年買い換えてます。手帳は必要です。
■手帳の方が便利。

【ナシ…40.3%】
■カレンダーに予定を書き込む。
■そんなに書く事がないので、卓上カレンダーで十分。
■結局は手帳より普通のノートの方が何かと使いやすい。
■今はケータイあるからスケジュールの欄に直接入力。
■今は子なしの専業主婦だから必要なくなってしまった。
■派遣の肉体労働だと、そういらないかな。リーダーは使ってるね。
■あるこたあるがほとんど携帯。
■書くことが少ないのでスマホを使ってます。
■必要だと感じた事がないから。
■毎年買うがほとんど使わない。

結果は【アリ派】約6割と多数派。残り4割の【ナシ派】も「予定はカレンダーに書き込む」「普通のノートを使っている」など"手帳以外の紙に記入"する人が2割、携帯端末を使う人が1割、スケジュールを記録しない人が1割…と言ったところだろうか。スマホ・タブレットは調べ物や読み物には便利だが、文字入力は手間だと感じる人は少なくないようだ。また"文字を書くことによって記憶する"効果に言及するコメントも多かった。
英オンライン文具ショップ「Docmail」が2000人の成人を対象に行った調査によると「大人が自分の手で文字を書かずに過ごす期間は、平均41日間」…約6週間に及ぶという。いざ書状や手紙を手で書くときに漢字が出てこず不自由しないよう、日頃から積極的に文字を書きたいものだ。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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