6月28日公開予定の近未来SF映画「トランセンデンス」。監督クリストファー・ノーラン、主演ジョニー・デップという組み合わせ、モーガン・フリーマン、レベッカ・ホールら豪華キャスティングが耳目を集めているが、ストーリーにも注目したい。
ジョニー・デップ扮する天才科学者は、人工知能研究の権威。ある日、反テクノロジー組織の銃弾に倒れるが、彼の頭脳はコンピューターにアップロードすることで"生かされた"…。コンピューターなしには成立しない現代社会への「予言」のような展開に、早くも映画ファンの期待は高まっているようだ。
科学、医学、情報、芸術…様々な分野の進化はとどまるところを知らず、人類の"できること"の幅は日々広がっている。この「トランセンデンス」のように"現代においては妄想とも言い切れない近未来構想"も増えるばかりだ。
NewsCafeでも「あなたが望む近未来システム・サービスはありますか?」というアンケートが実施されたらしい。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…401件
【1位】癌の特効薬(44.9%)
■癌に限らず、難病や他の病気でも治療が楽になって、患者さんの負担軽減になればいい。できれば、検査方法も苦痛のない物にしてほしい。[女性/30代/主婦]
■俺は癌持ちだから苦しむ人たちを増やしたくないよ。[男性/40代/自営業]
■癌治療中なので特効薬欲しい。治療しても治らないのは虚しいです。[女性/10代/主婦]
【2位】役所の休日業務(9.7%)
■現実的なのはこれかな。むしろ今ないのが不思議だよ。[女性/30代/フリーター]
■今でもすぐにできるサービス。[男性/30代/会社員]
■そもそも「休日」ってなんだ?[男性/10代/自営業]
【3位】宇宙太陽光発電システム(9.2%)
■これが完全に実現化すれば、エネルギー問題、環境問題が解決できる![男性/50代/専門職]
■まずはエネルギーの安定確保を最優先にしないと。[男性/40代/専門職]
■今の時代は実現は不可能でも何百年後かには近未来化してるかも?[女性/40代/会社員]
【4位】世界共通言語化(9.0%)
■実現したらどの分野も確実に進歩すると思う。[男性/40代/会社員]
■無限の可能性が拡がって、生きてゆくのが楽しくなるだろうし、もっと楽になると思う。言葉が通じると言う事は、世界中の何どこででも生きて行く術を与えられるのと同じ事だからね?[女性/40代/専門職]
■翻訳機の開発だろ。[男性/10代/フリーター]
【5位】AI(人工知能)ロボットとの共存社会(5.5%)
■そこまで進化しなくていいから介護を手伝ってくれるロボット。施設介護ではなく地域の中での老後の生活をサポートしてほしい。[女性/50代/主婦]
■ドラえもんがいて欲しい![女性/10代/主婦]
そして6位以下は【空飛ぶ車が行き交う近未来都市(3.7%)】【空間にマルチディスプレイ(TV・モバイル等)(3.2%)】【バーチャル・アミューズメント(2.0%)】【戦闘機並みの速さを実現!スーパー旅客機(2.0%)】という結果に。
4割超の票を獲得してのトップは「癌の特効薬」。利便性はもう十分、これからは医療や介護の分野に人材を傾けてほしい…という声が非常に多かった。また「保険適用で。お金持ちしかいい薬を使えない…」「高い。苦しい。貧乏人は治療無理」など、医療における"格差"に言及するコメントも多数寄せられている。
その他では「虐待のない、明るい未来かな」「公立病院の休日はなくせないかな?」「災いをもたらす人を矯正し皆が生活できるような技術」「鳥インフルエンザやHIVやエボラ出血熱が完治する薬が早くできたらいい!」等…"夢のような未来への希望"というよりも、地に足のついた意見の多さが印象的なアンケートだった。
[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
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