寒い時期はやっぱり「コタツでミカン」…日本の冬の二大風物詩だ。今冬のミカンは、夏場の少雨の影響で糖度が高めとか。すでに毎日楽しんでいるという人も多いことだろう。そしてミカンといえば話題になるのが"白いスジ"である。柑橘類の果皮の内側にある、海綿状あるいは繊維状の白い部分…「アルベド」と呼ばれる箇所は、食物繊維が豊富でビタミンP含有量も高く、血管強化や便秘解消、美容に効果ありと各種メディアで取り上げられている。
しかし、いくら栄養豊富でもアルベド部分に甘みはほぼない。口触りも良いものではないため、取り除いて食べる人も少なくない。NewsCafeのアリナシコーナーでは「みかんの白いスジは取って食べる?」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…49.9%】
■なんか口の中に残るのが嫌。
■取らないで食べた方がいいらしいけど食感が悪いので取ります。
■なぜか昔からできるだけ取らないと気がすまない!
■取る作業が好きでやめられない。
■気付いたらツルンツルンになっております。
■横着するな!
■何か苦い気がする(涙)。
■犬が大好きなもので。
■消化に悪そうなので薄皮まで剥いて食べる。
■太いのは取るけど、あまり気にしない。
【ナシ…50.1%】
■そのまま食べるよ。体にいいと聞いた事あるからね!
■小さいミカンなら、そのまま丸ごと口に押し込む。
■アレが良いのに…。
■面倒だ。
■取ったり取らなかったり、その日の気分。
■皮付近は最も体に良いから。
■少し取るが、あっても気にしない。
■何かの番組で便秘に良いとかで粗く剥いて取らず房ごと口へ。
■そこのビタミンが凄いらしいよ。
■あれも、不足している繊維の一種だと思い食べる。
結果は見事に真っ二つ。おいしさを追求するためスジを取る、栄養を求めてスジも食べるという意見のほか「スジ取りが好き!」「面倒だから」など"スジを取る行為"の好き嫌いについてのコメントも多かった。スタイルは様々ながら、冬にミカンを食べる楽しみが"習慣化"しているのは日本ならではだろう。
ちなみに成熟したウンシュウミカンの果皮を乾燥したものは"陳皮"、未熟なものの果皮を乾燥すると"青皮"と呼ばれる。どちらも生薬として数千年の歴史を持ち、人々に親しまれているものだ。どうしてもスジは取りたい、でも栄養も摂取したいという人は、漢方薬に注目してみるのも面白いかもしれない。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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