子供に対して絵本などを音読して聞かせる「読み聞かせ」は、文字の習得はもちろん、情操教育にも効果があると言われている。日本公文教育研究会が運営するコミュニティーサイト・ミーテが発表した"家庭での読み聞かせに関するアンケート結果"によると、約87%の家庭が「1歳までに読み聞かせを始めた」と回答したという。
なかでも面白いのが"読み聞かせを始めた時期"についての数字だ。最も多いのは「0歳1カ月~0歳6カ月」の51.4%だが、次いで多い答えは18.3%の「胎教から」。つまり約5組に1組の子育て家庭では「生まれる前の子供に読み聞かせること」に何らかの効果を期待していると言っていい。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「胎内記憶がある?」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…5.1%】
■うちの子8歳と6歳は胎内の頃の話してくれます。
■私はもう記憶にないが幼少時ならある子もいるのでは?
■うちの10歳の娘は、よく話してくれますよ! 今でも時々…。
■温くて気持ち良かった。世の中で一番居心地の良い世界。
■私はないけどある人もいるかも。胎教だってあるわけだし。
■小学生の時、産まれる直前の夢を3年連続同じ日に夢見た事がある。
■真っ暗で、隣で誰か死んでいた。双子で、ひとり死産でした。
■胎内で感じた触覚と聴覚。
【ナシ…94.9%】
■ないですね…。
■昨日の晩御飯さえ覚えてないのにぃ~。
■胎内記憶は3歳を過ぎると脳が自然と忘れるようにできている。
■あんなのは後から大人が刷り込むんだよ。
■その記憶はないけど2、3歳の時の事で覚えてる事はある。
■保育園時代の記憶もあやふや…。
■私はないですが息子はお腹の中は暗くてサッカーしてたと。
■思い出してみたい。
■さすがにもうないわ。
【ナシ派】9割超と、数あるアリナシテーマのなかでも圧倒的な結果となったが、一方で【アリ派】に票を投じた人も約5%存在している。「自分はすでに覚えていないが、幼い子供は覚えているケースあり」というコメントも多かった。控えめに計算して「未就学児の20人にひとりは"胎内の記憶"を何らかの形で持っている」…と表現すると、なんとなくあり得るような気もしてくる。
一番古い記憶を探ったとき年齢に個人差があるように、母体内で生きていたときの感覚を思い出すことはある…のかもしれない。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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