東京・六本木で開催中の東京国際映画祭(TIFF)も、今年で26回目を迎えた。国内唯一の"国際映画製作者連盟公認"国際映画祭として1985年に誕生して以来、日本はもちろん世界の映画産業、文化振興に足跡を残してきた。メイン部門であるコンペティションのほか、新部門"アジアの未来"や"日本映画・スプラッシュ"にも注目が寄せられるなか、最終日となる明日25日には"観客賞"授賞式を予定。映画ファンの間ではもちろんのこと、各種メディアで大きな話題となっている。
そこでNewsCafeでも「現役の日本人映画監督のなかで一番好きなのは?」というアンケートが実施されたようだ。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…482件
【1位】宮崎駿(22.4%)
■ジブリ作品が大好き。宮崎監督の引退はとても残念ですが、今後の活動に注目したいです。[女性/30代/その他]
■ナウシカが好きなんです。[男性/50代/専門職]
■三谷さんと悩んだけど…姉弟でよく見てたし、宮崎映画で育ったと言っても過言じゃない。引退は寂しい。[女性/30代/主婦]
【2位】三谷幸喜(14.5%)
■なんか、楽しそう面白そうなオーラが出てます。[女性/20代/会社員]
■笑えてハッピーだから。[女性/40代/会社員]
■そんなに見てないけど、天才かと…。[女性/30代/会社員]
【3位】山田洋次(11.0%)
■「男はつらいよ」シリーズや「釣りバカ日誌」シリーズの面白さがわかるようになった時、少しは大人になったかなと思いました。[男性/30代/その他]
■「遥かなる山の呼び声」とその続編的な「幸福の黄色いハンカチ」以来です。もちろん「男はつらいよ」シリーズも。[男性/50代/その他]
■人間の生き方をたえず追求。[男性/50代/会社員]
【4位】北野武(9.1%)
■北野作品は毎回どんな世界に? と期待する。とにかく面白い。北野武さんの優れた感性に改めて敬意を表したい。[男性/50代/その他]
■とにかく面白い![男性/30代/会社員]
■世界の北野。[女性/30代/会社員]
【5位】堤幸彦(4.8%)
■たまに落ち着いた映画をつくっても、どうしても後半でネジがはずれると「やっぱりか!」で爆笑。[女性/40代/主婦]
そして6位以下は【是枝裕和(4.6%)】【三池崇史(3.3%)】【園子温(2.9%)】【松本人志(1.2%)】という結果に。
2割超の票を獲得しての1位は、長編映画からの引退を表明したばかりの宮崎駿監督。新作「風立ちぬ」は、過去の作品に比べ非常に大人向けであり、"美しさ"を追い求めることの残酷性を描きだす内容となっていた。その見応えには定評があり、興行収入も100億円の大台を突破し、なお伸び続けている状態である。ファンとしては"長編"の定義がどこにあるのか、監督は今後どのような活動をしていくのか…気になるところだろう。
その他にも「岩井俊二。繊細な感じが好き」「宮藤官九郎でしょう!」「熊澤尚人…何となく。…将来的に良い作品を作りそうな気がするから」「河崎実監督。実相寺昭雄イズムの後継者。どこからでも出てくるギャグセンスは秀逸」「井筒のオッサン(笑)」など、邦画ファンから多くの名が挙がっている。
[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
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