【衝撃】ベルギーで仮病欠勤取締りか? | NewsCafe

【衝撃】ベルギーで仮病欠勤取締りか?

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「あ、もしもし(ゴホゴホ)?おはようございます。すみません、風邪ひいちゃったみたいで・・・できればお休みさせていただけないでしょうか?」

朝の時間、世界中の会社が受けているであろう電話はおそらく病欠連絡であろう。
電話を受けた上司は部下の報告に若干の疑念を持ちつつも信じるしかない。
その一方で「ズル休み成功!」とベッドの中でガッツポーズを決めている従業員がいることも確かだ。

「だから病気だって言ってるじゃないですか!www」というある意味開き直った仮病従業員をのさばらせているこの「病欠」制度であるが、どうやら欧州のベルギーではこの病欠を利用したズル休みが厳しく規制される可能性が高くなってきた。

現在、ベルギーでは仮病欠勤を取り締まるため、本当に病気かどうか医者に確認させるという法案が提議されているのだ。

この法案によれば、病欠する従業員は勤務先に連絡後、病状を確認するために医師が自宅にやって来るのを待たなければならない。朝7時から夜8時までの間、医師による「ガサ入れ」がやってくるまで家で待機しなくてはならないのだ。

もし、医師との連絡が取れなかったり留守だったりした場合は病欠による有給の扱いはなくなる。つまり減給になる。
おそらく、ズル休み従業員にとっては減給になること以上に仮病を使ったことが即バレすることの方がキツイだろう。
次の日、職場で「あいつ、バレたらしい」などと笑われたらもう、一日中赤面である。

この法案提議のもともとの目的はホワイトカラー労働者とブルーカラー労働者の労働条件の差を是正することが目的なのであるが、ブルーカラー労働者の労働組合はこの法案に「プライバシーに立ち入りすぎ」として強く反対しているという。

しかし、一方で「仮病でズル休み、有給なんて一種の詐欺だろ!」と支持する声もある。
確かに仮病であるならば職場を騙したことになる。

「従業員をどこまで監視するんだよ!」と怒りたくなる一方で病欠ズル休み常習者は

「まあ、確かに仮病を使うこっちが悪いんだけどね・・・」と強気で反発できない。

この法案は厳しすぎるかもしれない。しかし世の中にはズル休みが多いこと、多いこと。

「飼い犬が怯えていて置いていけない」

「缶詰が足の親指に直撃しまして・・・(←負傷?)」

「母が亡くなりまして・・・(実は二回目)」

など、すぐ嘘だとばれるような欠勤理由がありすぎるからこのような法案が持ち上がるのだ。

果たしてベルギーのこの法案が成立するのかどうか、今後が気になるところだ。

【執筆者:猫紫】
参照:Independent
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/thinking-of-calling-in-sick-the-doctor-will-pop-by-to-see-you-under-belgian-crackdown-8862661.html
(※PCサイトです)
Daily Mail
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2448514/Workers-sick-stay-home-examined-doctor-proposed-new-law-Belgium.html?ito=feeds-newsxml
(※PCサイトです)
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