女子大生、ホームレスに突き飛ばされて重傷 | NewsCafe

女子大生、ホームレスに突き飛ばされて重傷

ビックリ ニュース
不況の世の中、人々は不安定な雇用状況の中で不安にかられながら過ごしている。
各メディアの報道では不況で散々な目に遭った人の悲惨な話でいっぱいだ。

「ずっと仕事が見つからない」
「生活保護もアウトだったらそれこそホームレスしかないよ」

街でゴミを必死に漁るホームレスを見て、上から目線で不快になっている場合なのか?
「自分もいつホームレスへ転落するかわからない。こんなご時世だからこそ、お互いが助け合わないと・・・」と思った人も多いだろう。自分には何ができるのか考え、ボランティアに参加する人もいる。

しかし、である。そんな正義感と助け合いの気持ちが一気に吹っ飛ぶような事件がアメリカ・ニューヨークより到来である。

大都市ニューヨークのホワイト・プレインズ駅に向かっていた21歳の女子大生、マヤ・レガトさんはある日、この駅で一人のホームレス男性に声をかけられた。

「少しでいいんだ。金を恵んでくれないか?」

ホームレス、物乞いである。
「かわいそうだけど・・・」。大都会で物乞いにお金を恵んでくれと言われたら誰でも得体のしれないチクっとするような罪悪感と申し分けなさでいっぱいになる。
しかしここで気前よくお金をあげるのもなんだか怖いし納得いかないのである。

このような経験、日本でも駅構内で膝をついて頭を垂れて物乞いをするホームレスを見たことがある人は同じ気持ちをもつのではないか。
こうした社会問題は単に一個人が現金を渡せば解決する問題ではないし、そもそも本当にお金に困っているのかわからない。

マヤさんは決断した。断ったのだ。

しかしこの「お断り」が大惨事への結びつこうとは、誰も予想できなかったに違いない。

そのあと、マヤさんはホームで電車を待っている時にこのホームレスに線路へ突き飛ばされたのだ
ホームレスによる突き落としで、マヤさんは電車に脚を巻き込まれて重傷を負った。
脚はずたずたの状態であったという。

事件直後、周りに居合わせた人々がホームレスを取り押さえ、殺人未遂で逮捕された。
マヤさんは目も当てられないほどの重傷を負いながらもなんとか一命はとりとめ、現在は安定している状態だという。

早速裁判所主導でこのホームレス、ハワード・J・ミケンズ(39)容疑者の精神鑑定が行われた。
「周りの奴らが俺を殺そうとしている」「目を閉じると色と暗闇が見える・・・」などと意味不明なことを話し、自分の弁護士に「静かにしなさい」と怒られる始末。

責任能力がないならもう、どうしようもない・・・と罪を問うのを諦めてしまいそうだが、本当にこのホームレスには責任能力がないのか?

実は過去20年以上にわたって窃盗や暴行などで11回も逮捕されているのだ。
ホームレス云々の前にれっきとした前科者。
これで本当に責任能力がないと言えるのか?精神鑑定を前に演じているだけなのではないか?言いようのない怒りに駆られる事件だが、ネット上では

「彼女の脚、よくなるといいね」
「ホームレスの連中は仕事探しに行けよ」
「マヤさんは死ぬかもしれなかったのに、コイツは今頃あたたかいベッドと食事にありつけたんだぜ?おかしいだろ!」

・・・等、今まで以上ホームレスへの批判が噴出している。

そして「もし物乞いの要求を拒否したら自分も何かされるのでは?」という恐怖も植え付けてしまったのだ。
こうして一層、ホームレスにとって厳しい世の中になったわけだ。
すべてが悪い方向へ流れようとしている今、人を救うのは結局「金」なのかどうか、真剣に考える時がきたようだ。

【執筆者:猫紫】
参照:Daily Mail
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2432931/Student-hit-train-homeless-man-pushed-tracks-refused-money.html
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