記者「ドラマシリーズ『相棒』の成功を始め、絶好調のテレビ朝日が、ここにきてつまずいた格好です」
デスク「民放トップのテレ朝が、か?」
記者「『相棒』の水谷豊(61)を起用した映画のほうが…」
デスク「スベっちゃったか…」
記者「ええ、テレ朝がバックアップして公開中の『少年H』です。全国300スクリーン超の規模で公開されたのが初週ランキングは7位。その翌週は6位になったものの3週目には8位。夏休みも終わりですから、次はベスト10圏外が濃厚…」
デスク「この夏は、スタジオジブリの『風立ちぬ』があったから仕方ないんじゃね?」
記者「にしても、ベスト3に入らなかったのは誤算です」
デスク「映画はオレも試写で見たけど、妹尾河童氏(83)のベストセラーが原作で、妻で女優の伊藤蘭(58)との夫婦共演もウリ。それなりに見応えはあったと思うよ」
記者「とはいえ、既にテレビドラマにも何度かなっていて新鮮味はありません。水谷・伊藤夫妻のファン層を狙い、珍しく夫婦でテレビに出たりしてPRしたものの、大ヒットとは言えない数字です」
デスク「やっぱ、題材が地味だったか。それでもトップ10に3週も入ればまずまずだろ」
記者「いや、開局55周年記念作品と意気込んだ制作のテレビ朝日局内には『だから(水谷への)接待映画は無理。金の無駄使い』と怒りの声も聞こえます」
デスク「接待、と来たか」
記者「もともと映画は水谷の希望で、水谷サマサマのテレ朝はNOと言えない状態。共演も水谷の提案で妻が起用され、映画で初の夫婦共演なら話題性もある、と思っていたら…期待外れの結果に」
デスク「確かにね」
記者「それ見たことか…とテレ朝内に不穏な空気が漂ってます」
デスク「大コケとは言えないけど、10月クールで始まる『相棒』新シリーズで過去最高の視聴率を取らなきゃいけない」
記者「ハードルが上がった分、どんな仕掛けをしてきますやら…」
《NewsCafeゲイノウ》
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