TBS系ドラマ「半沢直樹」の勢いが止まらない。平均視聴率は絵に描いたような右肩上がりで、初回の19.4%から始まり今月11日放送の第5話では29.0%、瞬間最高視聴率は31.9%を記録している(ビデオリサーチ調べ)。このままいけば今年の連ドラNo.1も見えてくる。
この"半沢人気"、大手都市銀行を舞台にしたストーリーの面白さもさることながら、主人公・半沢直樹役である堺雅人の好演が支えるところも大きい。今年4月には女優・菅野美穂と電撃結婚した堺…過去にも数多くの名演技を披露してきた彼だが、まさに今、公私ともに油が乗りきっているといったところか。
そこでNewsCafeでも「堺雅人の出演作品、なかでも好きなのは?」というアンケートが実施された。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…1238件
【1位】リーガル・ハイ(2012年・フジテレビ)(24.1%)
■古美門研介! キャラクターが強烈! 面白すぎ! 演じきる堺さんが役者として凄すぎ!! 新作が早く見たいです![女性/30代/会社員]
■セリフを早口で的確に話すところが、爽快で好きです。[女性/30代/主婦]
■それまでの"いい人"のイメージがまったくないのを見て、この人すごいなと思った。[女性/20代/その他]
【2位】半沢直樹(2013年・TBS)(19.4%)
■今までの中でも一番面白いから。[男性/40代/会社員]
■ほかのは大河ドラマくらいしか見てないんですが、半沢さん、迫力ありますね! ストーリー展開もスリル満点で惹きつけられます。[女性/50代/自営業]
■半沢直樹役が、とてもはまっていて、かっこいいから。[男性/30代/公務員]
【3位】篤姫(2008年・NHK)(11.9%)
■これで堺雅人さんを知ったから。すごく印象に残りました。[女性/50代/主婦]
■変なキャラクター設定だと思ってたけど、時どき見せる芯のある演技にぐっときた。[男性/30代/会社員]
■将軍家定役がはまっていたと思う。馬鹿のように振る舞っていたのに、篤姫が池に落ちそうな時、とっさに支え「危ないではないか!」と言ったのが記憶に残っている。[男性/50代/会社員]
【4位】新選組!(2004年・NHK)(11.2%)
■陰やクセのある役が何てハマる人なんだろう、と注目し始めたきっかけがコレ。[女性/30代/会社員]
■「何なんだ、この役者?」と驚いたのが「新選組!」。とにかく不気味で異様なオーラを放っていた。その後は、大方の予想通り、特異な地位を占めた。[男性/40代/専門職]
■やっぱり、新撰組の堺さんの切腹シーンが食い付くような演技力は今後もないでしょう。堺さんが場面からいなくなってから新撰組のクライマックスへと続いていく過程が新撰組の作品の醍醐味だった![男性/30代/会社員]
【5位】大奥~誕生(2012年・TBS)/~永遠~(2012年・映画)(7.0%)
■あまりドラマは見ないけど、これはハマりました。堺さんの雰囲気に合ってたと思います。[女性/30代/その他]
■有功だったっけ。僧侶が美貌を見初められて、望まぬ大奥に参内する羽目になるの。なよなよしてるんだか、芯の強いやつか、両方なのか、計れない人間の役は絶品。[女性/50代/自営業]
■穏やかな顔立ちに品のある話し方なのに演技は熱く見ていて惹き込まれました。[女性/40代/主婦]
そして6位以下は【南極料理人(2009年・映画)(5.2%)】【ゴールデンスランバー(2010年・映画)(4.4%)】【ツレがうつになりまして。(2011年・映画)(1.4%)】【ひまわりと子犬の7日間(2013年・映画)(0.8%)】という結果に。
2割超の票を獲得した1位は「リーガル・ハイ」(CX系)。口八丁で理屈屋、負け知らずの敏腕弁護士という難役を、堺が華麗にこなしていたのは記憶に新しい。平均視聴率こそ12.5%と振るわなかったものの、話題の「半沢直樹」を抑えてのトップである。役者・堺雅人の評価を高めた作品であることは間違いなさそうだ。
その他にも「NHKの朝ドラの『オードリー』」「『武士の家計簿』!!」「Dr.コトーのナルミ先生役は素晴らしかった。冷静沈着で理性的に演じつつ、内にある強い感情も見え隠れさせて、…絶品でした」「『ジョーカー』。お前に明日は来ない…格好良かったぁ!!」「『塚原卜伝』は面白かった」「『鍵泥棒のメソッド』。堺さんが出演した中だけじゃなく、最近の邦画では一番面白かったんじゃないかな?」など、様々な作品の名が挙がっている。
半沢ブームを受けて、ドラマ業界に「脚本重視・役者の実力重視」の波が広がりつつあると聞く。堺雅人は時代の潮流を生み出す役者であるのかもしれない。
[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
page top