ピンチで実感「ライフライン」…一番欠かせないと思うのは? | NewsCafe

ピンチで実感「ライフライン」…一番欠かせないと思うのは?

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先月末、記録的な豪雨に見舞われた山口・島根の両県。西日本を中心に各地で35度を超える猛暑日となる中、水やガスなどのライフラインが寸断される地域が続出した。またJR山口線の一部区間は、鉄橋の崩落により運行再開のめどが立たない状態だ。安倍総理は今月4日に被災状況を視察し、政府として激甚災害に指定する方針を明らかにしたという。
英語で「命綱」を意味するライフライン…インフラが整った日本では意識しづらいが、様々な災害に見舞われるたび、そのありがたみを思い知らされる。
そこでNewsCafeでも「日々の生活の中で欠かせないもの、一番は?」というアンケートが実施された。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…687件

【1位】水道(53.3%)
■震災で停電・断水を経験しましたが、電気も大事だけど水の有り難さを痛感しました。[女性/30代/その他]
■やっぱり一番は水じゃないでしょうか。炊事、洗濯、トイレ、何より渇き。命に一番直結していると思います。[男性/50代/その他]
■…状況にもよるが!? …この選択肢の中から、ひとつだけしか選べないなら間違いなく、人間の生命の原点の…水…だと思うから…。[男性/40代/専門職]

【2位】電気(33.6%)
■水道と迷ったが、冷蔵庫・冷暖房・電話・ガスシステムなど、今は電気がないと生活できない状態ですので。[男性/40代/その他]
■山間地で水道はなくても近くの山水がある。ガスはプロパンボンベなので切れる事ない。しいて言えば電気。冷蔵庫が使えない。[男性/50代/会社員]
■マンションなので、停電したら水道も使えないから。[女性/30代/会社員]

【3位】電話・インターネット(3.4%)
■田舎に住んでると電話があれば他の物は余り都会に居るときより必要性は低いと感じます。なんとかなるし。[男性/50代/その他]
■この情報時代ですからね…。[男性/10代/学生]

【4位】ガス(0.7%)
■火が使えないと何もできない気がする。[女性/30代/会社員]
■お風呂には入りたい。[女性/10代/主婦]

【5位】鉄道(0.3%)
■鉄道です。[女性/30代/その他]

過半数の票を獲得しての1位は「水」。「水道代は支払いできなくても一番最後に止まるって言うでしょ」「水だけは工夫や我慢ではどうにもならない」など、不便・不自由という観点ではなく、主に生命維持の視点から選択した人が多いようだ。また、水洗トイレのある住宅の割合(水洗化率)は現在9割超(総務省調べ)。たとえ飲用水を確保していたとしても、断水すればここから支障が出る。
その他では「全部必要! 選べない」という声あり、「車とガソリン、田舎では何より必需品。実際東日本大震災を経験したが、暖もとれるし寝れる」という実体験に基づいた意見もあり。いずれにせよ、私たちの日常がいかに脆く、ありがたいものであるかを心に留め、可能な限り備えておきたいものだ。

[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
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