米国で"炭酸飲料向けプラスチック容器"としてペットボトルが誕生したのは1973年。日本でペットボトルの飲料用使用が認められたのはその9年後、1982年のことだ。30代以上の人なら、市販飲料の主流がガラス瓶やスチール缶だった頃のことを覚えているだろう。その後、ペットボトルが浸透するに従って市販清涼飲料水の種類は激増した。
それから30年が経ち、流行が一周したのか、昨今の人気アイテムは「マイボトル」だ。保温保冷性能の高い携帯型のステンレス製魔法瓶に自分好みの飲み物を入れて、オフィスやレジャー先などで自由に楽しむ…つまりは水筒の進化形である。いずれにしても、昔に比べて"飲み物選択の幅"が大きく広がったのは間違いない。暑い季節には尚更、この進化に有り難みが感じられるというものだ。
そこでNewsCafeでは「暑い日に飲みたくなる飲み物といえば?」というアンケートが実施された。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…863件
【1位】お茶(27.2%)
■冷たいお茶。糖類が入ってないからすっきり爽やか。[男性/30代/会社員]
■ビールも良いけど、真っ先に飲みたくなるのは麦茶だなぁ。[女性/40代/専門職]
■冷たいのを飲むとしんどくなるので温かいお茶を飲みます。[男性/30代/専門職]
【2位】炭酸飲料(21.4%)
■シュワってしてえ!![女性/30代/会社員]
■昔からの炭酸派。最近の炭酸ブームは嬉しい。[男性/40代/自営業]
■恍惚物コカ・コーラがやつれた体と喉を刺激してくれる。[男性/40代/その他]
【3位】水・ミネラルウォーター(16.7%)
■後味が一番サッパリ。[女性/30代/会社員]
■冷やした水道水(笑)。[男性/40代/会社員]
■行き着くとこは…ここでしょ! お茶も良いが、やっぱり水だよね。あっ!? アルコールは一切受け付けない体なもんで…。[男性/30代/その他]
【4位】ビール(14.4%)
■暑い日と風呂上がりにはビールでしょ!![男性/50代/会社員]
■ビールだけど夕方までガマン。昼間はなるべくホットのお茶、紅茶を飲みます。[女性/40代/会社員]
■呑みたいのは…冷えたBEERですが…普通は麦茶(涙)。[男性/30代/会社員]
【5位】コーヒー(4.4%)
■アイスの無糖で。冷たいほろ苦が好きだから。[女性/40代/会社員]
■暑くてもホットで。[女性/50代/その他]
■なぜか甘くて冷たいものを飲みたくなる時もある。[女性/20代/主婦]
そして6位以下は【果汁系飲料(2.3%)】【乳酸飲料(0.7%)】【ビール以外のアルコール(1.6%)】という結果に。
3割近くの票を獲得しての1位は、やはり「お茶」。緑茶、紅茶、ほうじ茶、玄米茶などバリエーションの豊富さもさることながら、市販ペットボトルとマイボトル、どちらのスタイルでも不自由しないのが人気の一因だろう。なかでも夏の代名詞と言えばやはり"麦茶"。「夏は毎日麦茶を沸かし、冷やして飲む。何十年もコレ! うまい!」等のコメントが非常に多く寄せられた。
その他では「食酢をコップ一杯。絶対倒れませんよ」「ノンアルコールビール(ただし麦芽、ホップ、水だけが原料のもの)。ビール大好きだけどアルコールを受けつけない体質のため」「ライムジンジャーとアイスミルクティー! 生姜が身体を冷し過ぎない」「冷たい抹茶。生き返るよ」など、様々なお気に入りドリンクが挙げられた。
また「スポーツドリンク! 熱中症予防のために…」「その時の気分による。今は熱中症対策でソルティー飲料」など、熱中症への警戒を兼ねて飲み物を選んでいるという声も多かった。暑さもいよいよピークの時期。程よい水分摂取で体力を温存し、夏の盛りを乗り切りたいところだ。
[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
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