急遽の代役で、評価うなぎ登りの「宮沢りえ」…女優魂どう思う? | NewsCafe

急遽の代役で、評価うなぎ登りの「宮沢りえ」…女優魂どう思う?

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人気劇作家・三谷幸喜が脚本と演出を手がけた「おのれナポレオン」。主役・ナポレオンに野田秀樹、その監視役は内野聖陽、腹に一物ある副官・山本耕史と、その妻役に天海祐希…非常に豪華な顔ぶれだ。4月9日から今月12日までの約1カ月、東京芸術劇場で公演されるとあって、多くの演劇ファンが注目していた舞台だった。
しかし千秋楽も近づいた今月6日、重要な役どころを担っていた天海祐希が急病により入院。青天の霹靂に周囲の耳目が集まるなか、代役に抜擢されたのが宮沢りえだ。主演を務める野田の強い説得で代役を引き受けたという宮沢は、睡眠時間を削って稽古に励み、なんと10日には初日の舞台を踏むのである。
決定から2日間の練習で代役を演じきった宮沢に対し、満員の観客は5分以上ものスタンディングオベーションを贈ったという。"代役"千秋楽当日券には長蛇の列ができたほどで、各種メディアも「神業」「偉業」と大絶賛だ。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「宮沢りえの女優魂には感動した?」という調査が実施された。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…71.5%】
■たった2日間の稽古で舞台で演じたのは凄い女優ですね。
■素直にかっこいい。
■ごまかしの効かない舞台の代役をきっちり仕上げてきた。凄い。
■普通は1カ月くらい稽古する。まして前演者の直後なんて普通断る。
■2日で覚える力量もすごいが、引き受ける勇気がすごい。
■会社仕事でも代役をする事があるから、その苦労が分かる。
■頭いいのね、急遽脚本編集し直した三谷サンの力量も凄いと先程TVで。
■野田さんも何時も共演しているから信頼感もあったと思う。
■改めて宮沢りえさんのすごさを再認識しました。
■アイドルやゴシップを乗り越えて、素晴らしい役者さんになりましたね。

【ナシ…28.5%】
■舞台を見ていないので感動も何も…。
■感動しないといけない? プロなら振りくらい一回見れば覚えるよ。
■仕事だから当然でしょう!
■凄いとは思うが感動まではないかな。
■引き受けたからにはできて当然。持ち上げ過ぎでしょ。
■たいしたもんだけども、天海さんの立場を考えると微妙。
■女優魂とゆうより、チャンスを逃さなかったことがすごい。
■特に感動はしないよ。応援はするけどね。ガンバレ!
■ひとりの努力ではなくて、周りに支えられてできたこと!
■騒ぎすぎ。代役は舞台の世界じゃよくあること。

結果は【アリ派】約7割と多数派ながら、世間の見方は"手放しで大絶賛"という雰囲気でもないようだ。残り3割の【ナシ派】コメント内訳を見ると「すごいとは思うけど舞台を見ていないので"感動"とまでは言えない」という声が1割、「仕事として引き受けたからには応えて然るべき」という意見が1割、「天海祐希さんの気持ちを思うと…」という心配が1割といったところか。
軽度の心筋梗塞で都内の病院に入院した天海は、今月13日には退院することができたそうだが、舞台に穴を開けたのはこれが初めてのことだという。不可抗力の病気だったとはいえ、退院後のコメントでは"最後まで役を果たせなかった悔しさ"をにじませていた。
ともあれ、宮沢りえの仕事ぶりが「おのれナポレオン」を公演中止から救ったのは事実。この実績が彼女の"女優としての評価"を高めたことは間違いないだろう。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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