「釣りバカ」「マルサ」「犬神家」…名優・三國連太郎の代表作といえば? | NewsCafe

「釣りバカ」「マルサ」「犬神家」…名優・三國連太郎の代表作といえば?

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先月14日、俳優・三國連太郎がこの世を去った。「ビルマの竪琴」「飢餓海峡」などの社会派作品から「犬神家の一族」「マルサの女2」といった娯楽大作にいたるまで、カリスマ性溢れる魅力で主役・脇役を問わず存在感を放っていた。ちょうど時代が平成へと移る頃にスタートした国民的映画シリーズ「釣りバカ日誌」スーさん役として、若い世代にも馴染みある名優だ。
一方で、いわゆる"役者バカ"としても知られており、仰天のエピソードも枚挙にいとまがない。老人の役作りのため歯を10本抜く、共演女優を本気で殴って失神寸前に追い込む、アドリブでつばを吐きかける…。近年の芸能界では考えられないような豪快さを、各種メディアが改めて取り上げていた。
そこでNewsCafeでも追悼の意を込め「三國連太郎の代表作といえば?」というアンケートを実施した。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…919件

【1位】釣りバカ日誌シリーズ(75.4%)
■三國さんって言ったらもう「釣りバカ」のスーさんでしょ!![女性/20代/会社員]
■やはり晩年のスーさんです! 西田敏行とのコンビ最高でした![男性/30代/会社員]
■最終話の「釣りバカ」は映画館で見て、DVDも買いました。番外編での映画もいつかはと勝手に思っていたが…残念です。御冥福をお祈りします。[男性/40代/会社員]

【2位】飢餓海峡(7.0%)
■やっぱりこれでしょう。リアルタイムで見たわけじゃないけど、圧倒された![男性/50代/専門職]
■迫力ありましたね。三國さんこその役では!? ロケ地にお住まいだったと知りました。ご本人も印象深い作品だったと思います。[女性/50代/自営業]
■「飢餓海峡」は素晴らしい作品です。是非。[女性/10代/自営業]

【3位】戦国無頼(2.1%)
■ほかに「復讐するは我にあり」も。主役は緒形拳だけど三國さんの共演あってこそのすごい作品。[女性/40代/会社員]

【4位】マルサの女2(2.0%)
■この時の、悪徳宗教家の役は、ものすごい、不気味で怖かったねー。[男性/40代/会社員]
■初めて脱税のことを題材にしたから。[男性/30代/会社員]

【5位】ビルマの竪琴(1.4%)
■切ない感が強烈に残り印象深いとてもいい映画でした。[女性/50代/その他]
■戦争を否定し孤独な状態で戦友と離別してビルマに残りビルマ国民に懺悔して歩く。戦争のはかなさがわかりやすい。[男性/50代/その他]
■存在感がある。[男性/40代/会社員]

そして6位以下は【犬神家の一族(1.3%)】【はだしのゲン(0.7%)】【野性の証明(0.3%)】【無法松の一生(0.1%)】という結果に。

7割超もの票を獲得しての圧倒的1位は「釣りバカ日誌シリーズ」。西田敏行による主人公"ハマちゃん"のベタなキャラクターと、三國連太郎が演じる渋い"スーさん"のやり取りは微笑ましく、広い年齢層から支持されている。「スーさんみたいな社長がいたらなー」とハマちゃんを羨む声も寄せられた。
三國自身は、シリーズ初期の頃こそ作品への評価が低かったものの、徐々に愛着を深めていったようだ。最終作「釣りバカ日誌20 ファイナル」会見では「スタッフの作品作りに対する情熱は日本映画史に永遠に残る。僕にとって生涯の仕事だった」と語っている。
その他では「『美味しんぼ』の親子共演も良かった」「山口百恵さんと共演した『赤い運命』です! これで三国さんを知りましたし、演技の上手い俳優さんだと思った」「『復讐するは我にあり』。倍賞美津子との官能的な濡れ場シーン」「『破戒』ですね!!」など様々なタイトルが挙がるとともに、故人への追悼コメントが非常に多く寄せられた。

[文・能井丸鴻]
[写・matt]
《Newscafeアンケート》
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