先月、環境省が「今世紀末の日本の平均気温」予測を発表し、各方面で話題となった。このまま地球温暖化が進めば、21世紀が終わる頃には日本の平均気温は最高4度上昇、河川氾濫の確率は最大4.4倍増、ゲリラ豪雨の頻度増加、大型台風の接近頻度増加、健康被害リスクや農産物の収量にも影響大…という内容である。
その一方で、海洋研究開発機構によって「温暖化の影響で日本の冬は寒くなる」可能性も指摘されている。北極海の氷の面積は昨年、過去最小を記録したが、このことが今冬の全国的な寒波や道内の大雪に影響したというのだ。
夏は暑く冬は寒い…その差が大きくなりつつあのならば、季節の変わり目も日中の寒暖差が広がっているのだろうか。近年の春も、すでに影響が出始めているのかもしれない。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「春は服装選びに困る?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…83.6%】
■まだ昼間は暖かくても夜になると冷え込むので服装に悩みます。
■去年何着てたっけ? と毎年思う。
■朝寒くて、ジャンバー着て出たら暑くなった…って、結構あるな。
■季節に合った服装にすると寒い時もある。
■天気予報が命。
■薄手&厚手、両方でコート掛けはいっぱいになるし、調整も大変。
■毎日何を着ていいかわからず、いろんな季節の服が散乱。
■薄手の冬物があればいいのになぁ。
■春に限らず年中困る。センスもないし。
■服はいっぱい持ってるのに、着る服がないんです。なんでだろう。
【ナシ…16.4%】
■一年中悩みます!!
■梅雨時期や秋の方が困る。
■寒ければ厚着して暑ければ服を脱げばよいだけの事。
■あんまり。おデブだから着られれば良いくらいかな。
■年中その日の天気・気温で服選びしてるから困ることはありません。
■困る、ほど真面目に春先の服装に取り組んでいませんでした。スイマセン。
■ええ~! なんで。冬のコート一着より、やっとかわいい服きれる。
■悩むというより、考えるのが楽しみ! おしゃれ好きです。
■薄手のコートを脱ぎ着して済ませちゃうかな。
■春服大好き!! 早く着たくて、わくわく。
結果は【アリ派】が8割超と圧倒的。残りの【ナシ派】も「年中悩むから」という意味でナシという声が多く「服装に悩むのが楽しい」「春服が好きだから嬉しい」など、オシャレに前向きな意見は少数派のようだった。
【アリ派】に多かったのは、やはり「予想以上の春の冷え」に振り回されるという声。アンケート集計中の4月時点で「今年は特に! 今日は前日比-10だし、未だに冬物しまえない…」というコメントも寄せられていた。
春寒、余寒、花冷え…春先の思わぬ寒さは昔からあることだが、これからは一層の注意が必要になりそうだ。
[文・能井丸鴻]
[写・shizhao]
《NewsCafeアリナシ》
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