無精髭…「オシャレ」か「不潔」か、世間の視線は? | NewsCafe

無精髭…「オシャレ」か「不潔」か、世間の視線は?

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日本の髭文化には波がある。中世から江戸時代初頭にかけては武士が髭を蓄えるのは当然とされ、髭が薄い場合は付け髭をつけたほどだという。しかし江戸幕府が安定した結果、武士の気骨の表れであった髭を"幕府に対する謀反の心"と受け取られぬよう、大名たちはこぞって髭を剃りはじめる。
だが、そんな風潮も明治時代には欧州文化の影響でかき消され、髭ブーム再来。地位の高い男性の間で西洋風に整えた髭が流行したのは、紙幣の肖像になるような偉人たちを見てもわかるとおりだ。
では近年の日本は…と見渡すと、案外多いのが"無精髭"である。カイゼル髭やスコッチ髭、かこみ髭のような、いわゆる"手入れしている髭"ではなく"剃っていない髭"である。スポーツマンや俳優の影響もあるのだろうが、これは好みが分かれるところだろう。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「無精髭ってどう思う?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…28.9%】
■似合う人ならOKだけど、ただ不潔に見える人はパス。
■休日なら。
■イチロー限定だけど。
■変に整えてるよりは…。
■外人さん限定で!
■少しの無精ひげはすごくえろくてイイ!
■時としてかわいく見えることもある。私だけか!?
■営業マンや衛生上問題ある業種はなしで。
■肌が弱くて…。
■ゴメン。

【ナシ…71.1%】
■不潔に見える、だらしなく見える。よって却下!
■男としてみっともなく、貧乏くさく見え、仕事でも許されない。
■だいたいの人が汚い。
■イケメンの無精髭はアリよ。
■剃れ!
■私は毛のないツルンとした肌が好き。
■職業と顔しだい。一般サラリーマンならナシ。
■整えられたヒゲのみOK。無精髭はだらしないだけ。
■似合うのはごく一部じゃない?
■無精とつくものがアリじゃダメでしょう。

【ナシ派】が7割以上と大多数の上、3割弱の【アリ派】からも「似合う人限定」「休日なら」など辛口の意見が多い結果となった。女性陣からは「キスする時痛いんだよ!」「そんな不潔な奴にすっぴんを非難されるとものすごく腹が立つ」など厳しい意見も寄せられている。また接客分野の職業では、多くの企業が就業規則や服務規程で髭を禁止しているのも事実だ。

しかし、一部の男性からは「肌が弱いからやむを得ず」というコメントも寄せられている。確かに髭には、紫外線や花粉、埃などから体を守る効果がある。それ以上に、剃刀を当てるという行為が肌にとって大きなストレスになることは間違いない。

とはいえ"無精髭"に抵抗がある人の多さは判明した。肌が弱い男性は、いっそ髭を伸ばして整えるのがいいかもしれない。

[文・能井丸鴻]
[写・Grant Grillo]
《NewsCafeアリナシ》
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