最新の映像手法「プロジェクションマッピング」、お寺でやるのは…? | NewsCafe

最新の映像手法「プロジェクションマッピング」、お寺でやるのは…?

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「プロジェクションマッピング」という映像手法が流行している。耳慣れない言葉だが、調べてみると「実物(リアル)と映像(バーチャル)をシンクロさせ独特の世界観を演出する。映像やCGを、スクリーンのような平面に単純投映するのではなく、建築や家具などの立体物、または凹凸のある面に投映する。さらに投射の際はぴたりと重なり合うようにし、映像の動きや変化によって対象物が動いたり、変形したり、自ら光を放っているかのように感じさせる」ということのようだ。つまり、いわゆる"目の錯覚"を利用した、立体映像的なもの…という認識でよさそうである。
確かに昨年末、東京駅舎を利用した映像ショーが話題になっていた。また今月に入ってからは「さっぽろ雪まつり」で雪像への映像投射が人気を博したという。
では、その"立体スクリーン"が社寺仏閣…ということになった場合、多くの人はどのように感じるのだろうか。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーで「お寺にプロジェクションマッピング、どう思う?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…18.3%】
■文化的イベなら有。常設布教用なら洗脳的で仏教本来の意図逸脱。
■お寺でコンサートする時代。みんなで楽しめたら良いと思う。
■映像と建築物のコラボレーションの芸術を作り出すイベントですよ。
■建物を壊したり傷つけたりしないので安心。
■お寺がいいって言ったら。
■東京タワーまで連動させたあれでしょ。
■見てみない事には、実際どう感じるか分からないが、今のところアリ。
■何それ? 美味しいの?

【ナシ…81.7%】
■何それ?
■古き良き日本の文化まで現代に染める必要はない!
■何ですか? 初めて聞いたよ。
■お寺はありのままでいい。
■そういう神聖な場所でする事? イベントはTPOを考えるべき。
■なんて罰当たりな…。
■彫り物眺める厳かさが消えるじゃねーか!
■合わないでしょう! おかしいに決まっている!
■よくわからないが社寺仏閣はそのままがいいかと。
■おじさん、ついていけないんだけど…。

結果は【ナシ派】が8割超と圧倒的ながら、最多コメントは「何それ?」だった。ニュースなどで新しい映像手法として紹介されてはいたが、それが「プロジェクションマッピング」という名前であることの認知が行き届いていない段階…ということだろう。
そして、名前と内容が結びつけば「ああ、アレか」と思い当たる映像ショー…寺院をスクリーン代わりにするというのは、なんとも大胆だ。今回のアンケート結果ではやや不透明だが、賛否両論、激しい論争になりそうなテーマではないだろうか。

[文・能井丸鴻]
[写・Lights Out Photos]
《NewsCafeアリナシ》
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