ふわとろオムライス、たまごかけご飯…「たまご料理」の人気ランキング1位は? | NewsCafe

ふわとろオムライス、たまごかけご飯…「たまご料理」の人気ランキング1位は?

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安価で価格変動の少ない「物価の優等生」と言えば、やはり"たまご"を思い浮かべる。日本養鶏協会によると、平成元年1月の鶏卵価格は162円、平成24年1月では149円(東京・Mサイズ1kgあたり)。年・月ごとの変動はあるが、300円を超すことは極めて稀だ。
終戦直後には、病人への見舞品として贈られることもあるほどの高級品だった鶏卵だが、食の欧米化に伴い需要が急増。昭和22年、1世帯当たりの鶏卵年間購入量はわずかに45個だったものが、25年には147個へと激増、ピーク時にあたる昭和45年は748個…莫大な数だ。
養鶏家はいかにしてこの需要に応えたのか。そのカギとなるのが、昭和30年代に導入された新しい飼養法「ケージ飼養」だ。鶏を30cm四方以内のケージに入れ、一羽一羽を隔離して飼うという方法である。今となっては一般的だが、それまで主流だった平飼いに対しては「ケージを何段にも重ねられるため、少面積で多数の鶏を飼える」「鶏同士のケンカを防げる」「個体の体調管理が容易に」「糞が床面を通過して落下するので衛生的」などメリットが多く、画期的な方法だったのである。

たまごを愛する人々の様々な工夫が「物価の優等生」への大躍進に繋がったのだ。先人の苦労に感謝し、今日も美味しいたまご料理を味わいたいところ。
そこでNewsCafeでは「アナタが好きなたまご料理は?」というアンケートを実施した。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…1757件

【1位】だし巻きたまご(22.1%)
■ご飯やお弁当のおかずには、欠かせない 定番の一品![女性/10代/主婦]
■お店とかで、ふわふわのだし巻きを食べたときのあの幸せ感は半端ない。[女性/30代/フリーター]
■居酒屋行ったら絶対頼むわ![男性/30代/会社員]

【2位】オムライス(18.8%)
■ふわトロでお願いします![女性/30代/会社員]
■父が作るオムライスは世界一です! 以外は満足出来ない。[女性/10代/専門職]
■子供の時から、ずっと大好きな食べ物です。[男性/50代/会社員]

【3位】たまごかけご飯(16.9%)
■アレンジし放題で飽きない![男性/10代/学生]
■新鮮卵に丸島味醤油を少量たらし、熱々ご飯に、掛けて頂きます。一番の好物です。[女性/50代/主婦]
■簡単で最高の日本料理![男性/50代/会社員]

【4位】目玉焼き(10.6%)
■卵の黄身の美味しさを味わうのはこれが最高!できたてをご飯か、トーストにのせて。[男性/50代/専門職
■周りから食べて最後に黄身を食べるのが、個人的には好きです(笑)。[女性/30代/主婦]
■休日の朝は目玉焼き、ハムorソーセージ、サラダ、トースト、コーヒーです。ちょっとした私の贅沢…。[男性/40代/会社員]

【5位】オムレツ(5.7%)
■オムレツに始まり、オムレツに終る。美味しく上手に作れた時には、他に何も要らない。[男性/40代/その他]
■母が作ってくれたオムレツが最高に美味しかったから。[女性/40代/主婦]
■プレーンもいいけど、中身やソース次第で和洋中、ご飯にもパンにも合わせられるから。[女性/30代/その他]

そして6位以下は【温泉たまご(5.1%)】【茹でたまご(4.5%)】【スクランブルエッグ(4.2%)】【たまごスープ(1.8%)】という結果に。

2割超の票を獲得しての1位は「だし巻きたまご」。毎日のおかずに、酒の肴に、お弁当にと、子供から大人まで楽しめる定番メニューだ。2位は洋食の代名詞「オムライス」、3位には日本ならではの生食できる卵を活かした「たまごかけご飯」がランクインしている。

その他では「かに玉」「普通の甘い卵焼き。お弁当の定番だから」「親子丼のような卵とじが好き」「甘めの炒り卵をご飯にかけて食べるのが好き!」「スコッチエッグ! よく作ります」「タマゴサンドがないじゃないか!!」「天津飯!」など様々なコメントた寄せられており、たまご料理のバリエーションの豊富さを再認識できる。また、なかでも多かったのは「茶碗蒸しでしょ!」という意見。出汁の種類によって風味を変えられ、その出汁とたまごの割合次第で好みの口当たりを演出でき、具材も好きなように変更できる…確かに、楽しみも広がるというものだ。

「たまご大好き! 答えを考えながらニコニコしてしまった(笑)。ひとつになんて絞れない(笑)」というコメントも多かった。日本の食卓に欠かせない"たまご料理"、今日もお世話になりそうだ。

[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
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