「コンビニでトイレだけ使用して、何も買わずに出る」これってアリ? | NewsCafe

「コンビニでトイレだけ使用して、何も買わずに出る」これってアリ?

社会 ニュース
日本が"トイレ先進国"であることは、広く知られている。TOTOのウォシュレットを代表とする「温水洗浄便座」の発展ぶりや普及率はもちろんのこと、衛生や街中でのトイレ設置数など、他国に比べ非常に整っていると言っていいだろう。

また、海外へ旅行して「有料トイレ」の多さに驚いた人も少なくないのではないだろうか。例えば、ヨーロッパの多くの場所の公共トイレは、使用に際してワンコインが必要となる。水や紙といった消耗品の料金、掃除をする人への賃金を含め"受益者負担"という考え方が一般的だ。日本では、公衆トイレなどは社会全体で負担している形になる。
では"コンビニのトイレ"はどうか。この場合の"負担"について、人はどう考えているのか、気になるところ…。

そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「コンビニでトイレだけ使用するのはアリ?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…56%】
■一声店員にかけてから…。
■その時買ってなくても、よく利用しているから。
■我慢できない時。
■そんな時もあるでしょ。
■立ち読みのみやATMだけ使って帰るのと同レベルだし。
■法律で禁止されてる訳じゃあるまいし。
■生理現象だから仕方ないと思うがな。実際は飴とか買っちゃうけど(笑)。
■使用後、お礼だけ言います…。
■そういう人多いですよ。
■「トイレだけでもお使い下さい」 と貼紙がしてある所もある。

【ナシ…44%】
■感謝の心があれば何か買うでしょう。良心と良識の問題。
■私には出来ない。
■ガム1個でも使用料代わりに買うのが当然。紙も水もタダじゃない。
■公衆便所じゃなくお客様の為のトイレ。ジュース1本でも買えばいい。
■コンビニは慈善事業では有りません。買うのが当たり前です。
■何かひとつ必ず買います。ちょっと気が引けるので…。
■水道や電気を使わせて頂いた御礼として。デパートならやるかも(汗)。
■アリの人がいていいと思う。私がナシってだけ。小心者です。
■駐車場だけ利用する人も多い。不届きものだらけ。
■give&take!

結果は【アリ派】が過半数。様々なコメントが寄せられているが「禁じられていない以上はOK」とする意見が多い。また「漏れそうな時は仕方ない」などのコメントもある。もし財布を持たずに外出したのであれば、これは当然と言えるだろうが、その状態で遠出をするケースは考えにくい。生理現象が理由で「何も買わずに店を出る」人の数は少なそうだ。

一方の【ナシ派】は「安全で快適なトイレを借りるんだから何か手頃なのを買いますよ」とする意見がほとんど。前述の"負担"を、売り上げから回してもらおうという考えのほか「感謝を示したいから」と"気持ちの問題である"とする声も多かった。

しかし現在、都心、なかでも繁華街で営業するコンビニエンスストアは、トイレを開放していないケースが多い。また一部店舗では、レジに申し出ることで「トイレの鍵」を貸し出すところもある。その理由は"防犯のため"でもあるだろうが、つまるところは"トイレだけを利用する人が増えすぎた結果、負担の受け手がなくなった"状態であるといえる。都心部を歩いていて、コンビニでトイレを借りられずに困った経験がある人もいるはずだ。

「情けは人の為ならず」ならぬ「感謝は店の為ならず」…トイレを開放してくれる店の厚意には感謝の気持ちを示しておいた方が、この先使えるトイレの数を減らさずにすむのではないだろうか。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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