先日、株式会社ユーキャンが毎年恒例の「現代用語の基礎知識選 2012ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート50語を発表した。この中から12月3日、年間大賞とトップ10が決定する。
この新語・流行語大賞はご存知の通り"その年1年間に発生した「ことば」の中から、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選び、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰する"とされている賞だ。ちなみに昨2011年は「なでしこジャパン」、10年前となる2002年は「タマちゃん」…である。当時のことを思い出すと同時に「あれからもう10年か!」という感慨深さもあるのではないだろうか。
そこでNewsCafeでも恒例行事にあやかり「流行語大賞、選ぶなら?」というアンケートを実施した。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…1118件
【1位】「ワイルドだろぉ?」(47.6%)
■明るく、笑えるという意味で。今年はこれに決めたぜぇ![男性/30代/会社員]
■塩こうじと迷ったけど。他のは流行語になる程聞いてないし。[女性/10代/学生]
■流行語って、実際流行って使わないと意味がない。そういう意味で、使ってそうなのがコレ。ただ、大賞になると消えるジンクスが…。[女性/30代/主婦]
【2位】「iPS細胞」(18.0%)
■新しい時代の幕開けの予感。日本人発の技術に期待を込めて一票![男性/30代/会社員]
■何てったってノーベル賞だよ!![女性/40代/会社員]
■いい意味でも悪い意味でも国内を沸かせた。 やっぱこれでしょ。[男性/10代/会社員]
【3位】「(康介さんを)手ぶらで帰らせるわけにはいかない」(10.5%)
■松田選手の名言! あまりいいニュースなかったので、この言葉は印象的![女性/40代/専門職]
■やっぱりこれやろ~。一致団結って感じで、泣けそうでしたねぇ~。[男性/40代/会社員]
■凄く日本人を感じる名言だと思います。[男性/50代/専門職]
【4位】「塩こうじ」(7.9%)
【5位】「オスプレイ」(3.0%)
■良くも悪くも、あれだけ毎日聞かされりゃあね。ちなみに私自身は配備に賛成ですが。[男性/30代/専門職]
■ちょうど修学旅行で沖縄に行ってきたので、流行語大賞になったことを機に全国民がオスプレイのことを考えてくれたらイィなと思い…。[女性/10代/学生]
■来年はメスプレイ。男[男性/10代/会社員]
そして6位以下は【「原発ゼロ」(2.8%)】【「維新の会」(2.0%)】【「霊長類最強女子」(1.8%)】【「キラキラネーム」(0.5%)】という結果に。
半数近くの票を獲得しての1位は、お笑い芸人スギちゃんの決め台詞「ワイルドだろぉ?」。人の良さそうな暑苦しいキャラクター、収録中の不運な事故などで話題を集めてのトップだ。しかしながら「流行語大賞を取ると一発屋になるのでは」と危惧するコメントも多く寄せられた。お笑いタレントが新語・流行語大賞に選出されると、翌年に人気が急落する…というジンクスが生まれたのは、2000年前後からだと言われている。過去の顔ぶれを振り返ると「だっちゅーの」のパイレーツや「なんでだろ~」のテツandトモ、「グ~!」のエド・はるみ…確かに、少し心配になってしまう。もしも晴れてスギちゃんの受賞となれば、是非ともこのジンクスを覆してほしいところだ。
その他では「どれもピンと来ない」「毎年思うのだが流行語大賞って必要ですか?」など、無理に選出することもないという意見も多かった。とはいえ数年後、十数年後に流行語を振り返ると、なんとなく当時の世相が思い出されるのも事実。世の選出に納得がいかないという人は、その年の記録として「MY流行語大賞」を決めておくのもいいかもしれない。
[文・野村裕子]
[写・Mingo.nl]
《Newscafeアンケート》
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