女性がお金持ちの男性と結婚することを指して「玉の輿」と言いますが、元来は"身分の低い女性が高い身分の男性に嫁ぎ立身出世する"ことを「玉の輿に乗る」と表現したのだそうです。玉は美しいものや宝石の総称、輿は貴人を乗せて運ぶもの。結婚による"立場の変化"は、身分制度があったころは現代以上に大きなものだったことでしょう。
そして当時、身分差がある結婚ともなれば、低い身分の女性に断る力はありません。相手がどんな人格であろうと問答無用で嫁がされ、苦しい結婚生活を強いられた人もいるのではないでしょうか。その代償は、贅沢な暮らしと高い身分…。
現在では、相手がどんなにお金を持っていようと結婚を強制することはできません。しかしながら"贅沢な暮らしができること"を結婚の条件のひとつとして挙げる人もいるでしょう。
そこで、NewsCafeのアリナシコーナーでは「性格合わないけど贅沢できる結婚ってアリ?」という調査を実施しました。結果とともにさまざまな意見をご紹介します。
【アリ…31.4%】
■金があれば買える幸せもあるさ!
■どんなに好きな人といてもお金がなきゃギスギスする。
■愛があればお金がなくても、なーんてのはドラマの世界だけ。
■夫は金もなく性格も合わない。お金が有ればジャンジャン遣ってやる!
■ナシとは言えない。金の切れ目は縁の切れ目だから。
■嫌なら離婚して慰謝料取れるし貧乏人よりマシ! 綺麗事はいらない。
■配偶者はしょせん他人。お金はあったほうがいい!
■性格も稼ぎも悪いよりまだましでしょが、ってことでアリにした。
■結婚は性格不一致かお金に苦労するか、多少の妥協点はあるかと。
■居心地の良さくらい自分でつくってやる(笑)。
【ナシ…68.6%】
■性格が合わない時点で結婚してない! 付き合いもしない!
■贅沢より普通の生活で夫婦笑いながら幸せな家庭が一番。
■あり得ない。我慢するにも限界がある。
■贅沢はいらない。欲しいのは居心地の良さ。
■精神的にきつい方がボロボロになりそう…。
■イヤな奴とは金もらっても結婚出来ん!!
■お金で心の隙間は埋められん。裕福でもストレスの溜まる生活は嫌。
■心の贅沢をしたい。
■それ楽しいのかな?
■性格も合っていて贅沢できる相手を探せば良いじゃない?
7割近くが【ナシ派】に投票する結果となりました。「贅沢よりも暮らしやすさ」「性格が合わない時点で付き合わない」など、共に生活する上での相性を優先させたいというコメントが多く寄せられています。
一方の【アリ派】も「お金がなければ生活が成り立たないからナシとは言えない」など、心情的には【ナシ派】寄りの回答が多数。"贅沢"と"困らない程度の収入"の線引きに悩んだ末の【アリ派】投票という人が多いようでした。
面白かったのは「性格が合わず稼ぎも少ないケースよりマシだからアリ」「性格が合って贅沢もさせてくれる人を選べばいいのでナシ」というコメント。両者とも「性格は合うに越したことはない、贅沢もできるに越したことはない」と考えていても結果は割れる…。結婚を含め、物事は捉え方次第という一例ですね。
[文・野村裕子]
[写・Jayray24]
《NewsCafeアリナシ》
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