フェイスブックで元恋人検索、アナタは経験ある? | NewsCafe

フェイスブックで元恋人検索、アナタは経験ある?

社会 ニュース
自分の今の状態、過去の経歴などすべてが公開されるのがフェイスブック。果たしてアナタはそのような場で元恋人を検索する勇気がある?

警察官との口論がインターネット上で生配信された、お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、出演を自粛したフジテレビ系の情報番組「知りたがり!」の番組フェイスブック上でコメントを発表した。10月31日に更新され、淳のコメントが掲載されたのだ。「騒がせてしまって申し訳ない」と謝罪した。淳本人から軽率な言動を反省し、番組出演を自粛したいという申し出があり、番組サイドはこれを了承したという。いまやフェイスブックはこのような公式コメントを発表する場として定着した。少し前までは芸能人の謝罪などは記者会見、個人で運営するブログなどでも行われていた。情報番組「知りたがり!」のように公式フェイスブック・ページを持つテレビ番組のほか、アーティストがライブ、コンサートを行う際にも主催者側が公式フェイスブック・ページを立ち上げて、そのイベントをファンと共に盛り上げる、という事が当たり前になっている。フェイスブックは世界最大のSNSで、日本でも約300万人のユーッザーがいる。フェイスブックに登録している人同士なら同窓会や飲み会、懇親会の場所、時間など、詳しい情報をフェイスブック上でやりとりするのケースも増えている。今ではすっかり日常生活にも浸透している情報ツールでもある。その大きな特徴は、実名や住所など、個人情報を公開してやり取りを行う点だ。個人情報を公開することで人とつながりやすくなるが、その反面無数の見知らぬ人に自分の情報がされされる側面も持っている。実名登録だけに、昔の恋人の名前を検索してみて、もしも元恋人もフェイスブックをやっていれば見つける事もできるだろう。そんな時、アナタなら「友達申請」したりするだろうか。さらに、その元恋人が今どんな生活をしているか「フィード」を覗いてみたりするだろうか。

そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「フェイスブックで元恋人検索。これってアリ?」という調査を実施。結果と共にさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…24.9%】
■つい見てしまう。でもそれだけで終わり。
■フェイスブックに公開している人はすごい度胸がある人だと思う。
■一応探してはみるよね色んな人。居てもリア友以外は関わらないけど。
■元気かな~と思って。
■詳しくないけど個人情報を添付したりするんでしょ。悪用されないのかな。
■今でも愛して止まない人であれば…。

【ナシ…75.1%】
■フェイスブックとか、そういう系は一切やりません。
■未練がましいしストーカーみたいだよ。
■フェイスブックの検索方法がわからない。わからなくてちょうどいいかな。
■アリの人は未練タラタラですね…私は普通に嫌です。
■何で?聞いただけで何か怖いんですけど。
■もう別れたのにわざわざ掘り返してもねぇ…。
■探してどうするの!なに期待してるの?もう終わったことだから。
■それをやっている人が信じられないけど。

【アリ派】は全体でおよそ4分の1の数にも満たなかった。少数派の【アリ派】の意見を見てみると、「つい見てしまう」「元気かなと思って」という声の一方で、「フェイスブックに登録している人は度胸があると思う」「個人情報が悪用されないか心配」というフェイスブックに対してプライバシーを懸念する回答も見られた。これだけ個人情報の保護が叫ばれて、ネット上のプライバシーに敏感な今の世の中で、フェイスブックでは簡単に個人情報が悪用されるケースが今問題になっている。友人からのメッセージと見せかけてウイルス・メールを配布する「なり済まし犯罪」の被害者が後を絶たない。今後も犯行に使うメディアをメールからSNSメッセージへとシフトしていく可能性が高まっており、一層、個人情報の公開の仕方には注意が必要だろう。方や、【ナシ派】の意見を見てみると、「未練たっぷりのストーカーみたい」「探してその後の事を期待しているのか?」などの否定派の声が最も多かった。それ以外には、「検索の方法がわからない」という声も聞かれた。フェイスブックに登録すると「知り合いかも?」「あなたのお友達ではありませんか?」というメッセージが自然にささやかれる。「気になっていたあの人」が、そのメンバーに入っている事がしばしばあるのもフェイスブックの仕組みだ。

フェイスブック自体のシステムは果たして全面的に信用できるものなのかどうか。そこに疑念を感じて、フェイスブックを止めてしまう人が最近多いのもうなづける事かもしれない。

[文:羽生弘]
《NewsCafeアリナシ》
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