違和感?駄作?女性歌手なのに「僕」って… | NewsCafe

違和感?駄作?女性歌手なのに「僕」って…

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歌手の中島美嘉が9月10日、人気シリーズ映画「バイオハザードV:リトリビューション」のプレミア試写会にサプライズ登場し、テーマ曲を披露した。そんな中島のの隠れた名曲と言われているのが2003年にリリースした「接吻」だ。この曲は1993年に男性ボーカルの田島貴男を擁する、ORIGINAL LOVEが発表した曲のカバー。近年のカバー曲ブームもあり、男性目線の歌詞を女性歌手が歌うことも珍しくない。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「女性歌手の男性目線の歌詞。これってアリ?」という調査を実施。結果と共にさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…61%】
■逆パターンもあるし良いのでは?
■気にする事じゃない。
■聞いてて別に違和感はないけどね。
■歌手が歌う歌詞には性別は関係無いでしょう。今更と思いますが…。
■昔から演歌にもあるね。坂本冬美の「また君に恋してる」もそうだし。
■逆もアリ。異性の感情を歌声で伝えれるのはスゴイ。ノリや言葉だけはダメだけど。
■AKBなんか、男の子目線の歌詞ばっかりだけど、可愛いよね。
■演歌は男が女心歌ってる曲が多いよ。

【ナシ…39%】
■常々思ってました。なぜ女子が「ぼく」と歌うのか…と。
■うーん…。いい様なシックリこない様な…。歌詞によるかも。
■良い歌なら何目線だろうが気にならないけど。
■同性の心情を歌う歌詞の方が、リアリティーがあって良いな。
■ナニがナンだかわからん歌詞が多すぎ。駄作ばかり。
■イルカが「なごり雪」を歌った時に、伊勢さんの方が絶対いいと思った。

【アリ派】が全体の6割を占める結果に。【アリ派】の回答の中には坂本冬美が歌う「また君に恋してる」という具体名挙がった。この曲は男性フォークデュオ、ビリー・バンバンの同名楽曲のカバーで、2009年の第51回日本レコード大賞で優秀作品賞を受賞した名曲。また、AKB48の楽曲はカバーではないが、男性目線が多く「それが可愛い」という声も多かった。
女性ながら男性目線の曲を歌う歌手のひとりに一青窈がいる。彼女の大ヒット曲の「ハナミズキ」も"僕"という目線で描かれた歌詞だ。彼女は「なぜ一人称に"僕"を使うか」を聞かれたインタビューで、「僕」という一人称は「ぼ」の音が強くて曲にインパクトを与えるアクセントになるから、と答えている。彼女の場合は、歌詞の内容を優先するというよりも、聞く人にメロディを印象付けるためにあえて男性目線の一人称を使っているようだ。

女性歌手が男性目線の歌詞を歌う逆のパターンで、男性歌手が女性目線の歌詞を歌うパターンも増えてきた。異性の目線から歌う歌手に抵抗のある人も、まずはお気に入りの歌手の曲から聞き始めれば、意外に違ったよさが発見できるかもしれない。
[文・羽生 弘]
《NewsCafeアリナシ》
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