離婚をしても親は親…「離婚後の共同親権」はアリ? | NewsCafe

離婚をしても親は親…「離婚後の共同親権」はアリ?

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日本では、未成年の子を持つ夫婦が離婚する場合、父母のどちらかを親権者に指定する必要があります。しかし、日本以外の先進諸国では、英国を除いて"共同親権"が実現されています。
これは「子の親権について父母双方が共同し、権利と義務を有する」という考えを指します。この考え方は、両親の離婚後も子が双方の親と十分な関わり合いを維持することができるとされており、日本でも共同親権法制化を目指す動きが大きくなってきました。
しかし、これから離婚しようという夫婦の合意形成の困難さ、両親それぞれが再婚してしまった場合に子が感じる疎外感など、デメリットも大きい点が議論されている現状です。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「離婚してからの共同親権ってアリ?」という調査を実施しました。結果とともにさまざまな意見をご紹介します。

【アリ…62%】
■夫婦と親子は別。夫婦は他人、親子は別れても血族。
■夫婦関係は破綻しても、子供の両親であることに変わりはない。
■どちらの親を選ぶかは、子供が決める。それまでは、共同。
■父親母親の間でちゃんと話し合える状態なら良い!
■どちらの親にも問題がなければ子供から親を奪ってはいけない。
■離婚しても2人の子供なんだから交互で見るのは当たり前。
■子供を引き離すためにDVをでっち上げる悪質な人もいるらしい。
■子供には罪は無い!
■片親で育てられるのは昔の話。今は経済面で無理でしょ。
■子どもから親の存在を奪わないでほしい。

【ナシ…38%】
■離婚理由に寄って親権も変わる。適任の一方が持てば良い。
■ややこしくなるだけ。
■だったら離婚しない方がよい。共同にすると、再婚の時に揉めそう。
■それが可能なら離婚回避出来るはず。
■どうなんだろう? 子供が混乱しないかな?
■進学など節目ごとに更にモメそう。夫婦でもモメるのに。
■理想はそうだけど実際はどちらかが見るんだろうね。
■育てもしないのに物だけ与えて保護者面されるのは不愉快。
■今の社会擦り付けでどちらも放棄しそう。子供の為そこは明白に。
■難しい問題。キチンと基準を決めねば問題が有る方が得をしそうで恐い。

結果は【アリ派】が約6割と多数派。ただ【ナシ派】の根拠として「暴力、過干渉など、夫婦どちらかに大きな離婚原因があるなら無理」といった声が多く、【アリ派】からも「そういうケースは除く」というコメントが多く寄せられました。夫婦のどちらか一方だけに非がある離婚の場合、感情的には「共同なんてあり得ない、相手に子供を育てる資格はない」と思うのは必然です。
さらに問題なのは「ふたりいる親の片方が子供を苦しめる存在になった時、その存在から子供を守る手段が"離婚"であった場合」です。離婚するすべての夫婦に"共同親権"が適応されれば、このパターンの離婚が全く意味をなさなくなります。まずはそこを見極める基準を確立するのが先になるでしょう。
夫婦の数だけ事情があり、様々な離婚の原因がある。しかし、忘れてはいけないのは「子供は生まれてくる親を選べない」という事実だと思います。周りの子供たちが当然受けているであろう両親の愛情が、なぜ自分には半分なのか…。子供にそう思わせないための手段が"共同親権"だというならば、前向きに考える必要があるのではないでしょうか。

[文・野村裕子]
[写・bengrey]
《NewsCafeアリナシ》
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