「今更」「名物で良い」…甲子園のラッキーゾーン復活に賛否両論 | NewsCafe

「今更」「名物で良い」…甲子園のラッキーゾーン復活に賛否両論

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8月8日、夏の全国高校野球が開幕した。高校球児の憧れ、甲子園球場では連日熱戦が繰り広げられる。甲子園には一昔前まで、外野フェンス前には「ラッキーゾーン」があった。歴史を紐解けば、あのメジャーリーグ伝説の強打者、ベーブ・ルースが日米野球で来日した時、「この球場は広すぎる。私でもホームランを打てない」と発言した。それがきっかけとなり打者の救済措置として、ラッキーゾーンが設置されたという。それから時を経て撤廃され、1992年の野球シーズンから見ることが出来なくなった。昔を知るファンにとっては懐かしい思い出も数多くあるだろう。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「甲子園のラッキーゾーン復活。これってアリ?」という調査を実施。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…40.9%】
■甲子園名物で良いと思う。
■ただし、高校野球限定。高校野球期間限定でなら。
■阪神だけがラッキーなんじゃない。他チームもラッキーでしょ。
■阪神の攻撃の時だけ作ってあげれば。
■WBCに出ないんだから、国際規格も要らない。飛ぶボールを使ってもいいじゃないですか。
■外野の前で控えのピッチャーの投球練習が見ることができて楽しかった。

【ナシ…59.1%】
■ラッキーゾーンて何?わからない…何のこと?
■今更いらない。なくて問題なかったと思う。
■ラッキーゾーンは外野手の見せ場をなくし、つまらなくするだけ。
■金属バットだし、今の高校球児はスタンドまで運ぶ力が十分にある。
■虎戦士はラッキーゾーンがないと本塁打を打てないの?
■真剣勝負にラッキーゾーンなんて笑わせる!
■甘いと思う。何がホームランか分からなくなる!
■いまさら両翼を狭くしてどうするのですか。今では他球場も広いんですよ。

【ナシ派】が、ほぼ6割を占める結果に。高校球児の体力や技術力は飛躍的にレベルアップしたから、打者をフォローする必要はないとする回答がメインだ。ほかには、「タイガースの選手はラッキーゾーンがなければホームランを打てない?」「今では他球場も広いところが増えている」など、プロ野球ファンからも不要論が数多くあがった。対する【アリ派】の中には、「外野前でピッチャーの投球練習が見られてよかった」という意見もあった。

ラッキーゾーンのフェンスは低く、飛球を追った外野手が頭から飛び込むというシーンも幾度となくあった。頭部を地面に強打すれば選手自体の体も危険にされされる。ラッキーゾーンが廃止されて、そういった危険が減った部分もあることも頭の隅においておきたい事実だ。
[文・羽生 弘]
《NewsCafeアリナシ》
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