「JIN-仁-」ラストに託された手紙の秘密 | NewsCafe

「JIN-仁-」ラストに託された手紙の秘密

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大沢たかお主演の人気ドラマ『日曜劇場 JIN-仁-』(後9:00~ TBS系)が26日に最終回を迎え平均視聴率26.1%、瞬間最高視聴率は31.7%を記録した(ビデオリサーチ・関東調べ)のは記憶に新しいところ。大学病院の脳外科医だった南方仁(大沢たかお)が、幕末の江戸時代にタイムスリップした医師の物語。仁が現代に戻れるのか、戻らないのか…ラストが気になったことだろう。

最終回、仁は導かれるように現代に戻ってしまう。そう、タイムスリップ前に自分が手術した男こそ、仁だったのだ。結局、江戸時代に戻ることは出来ず、現代に残った。江戸で別れた咲(綾瀬はるか)の行方が気になった仁は、咲の子孫・未来(中谷美紀)を尋ねることになる。

そこで託された咲からの手紙。宛名には「○○先生へ」。そして「どうしても先生の名が思い出せずにいる。誰も覚えておらず、おかしいと思いながらも夢でも見ていたのだろうと思うようになりました」と書かれていた。しかし、「おぼろげながら思い出しました。こには先生と呼ばれたお方がいたこと。揚げ出し豆腐が好きだったこと、涙もろいお方であったこと、仁をお持ちの方であったこと、そしてわたくしはそのお方に恋をしていたことを」と書かれていた。
「橘咲は先生をお慕い申しておりました」という手紙に、仁は涙をこぼしながら「私もお慕い申しておりました」と答えたのだった。

実はこの感動的なシーン、大沢が「仁が現代で受け取る『咲さんからの手紙』の内容を事前に知りたくない」と内容は知らずに演技をしていたとのこと。涙をこぼしながら読んでいたシーンは、胸が熱くなって涙をこぼさずにはいられなかった"本物の仁の姿"ということになるだろう。

また、この手紙で仁のことを咲が「忘れてしまった」と書いたが、ネット上では「歴史の修正力で、はっきりと覚えてると書いてしまうと消されてしまうと考えた咲がついた嘘」という説が出ている。手紙の内容にも「なぜか耳に残っている 修正力という言葉」とあった。修正力とはどんなに歴史を変えようとしても、修正力が辻褄を合わせてくる、ということのようだ。それを知っていた咲が、修正力によって想いを消されてしまうことを恐れ、未来に戻った仁に届くように書いたのではないか、という憶測が飛び交っている。
ドラマ終了後も、こういった感想がでるのはよほど、人々の心をつかんだのだろう。今後も良質なドラマに出会えることを、楽しみにしている。
《NewsCafe》
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