震災で力を発揮した「Radiko」、4月12日から通常運用 | NewsCafe

震災で力を発揮した「Radiko」、4月12日から通常運用

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3月11日に襲った東日本大震災。地震発生後の安否確認などでつながらない携帯電話に代わりにtwitterやfacebookなど、SNSサイトが活躍したが、情報入手源として多く利用されていたのがテレビだった。しかし、テレビでは地震の大きさを物語るような、せまりくる津波の様子や、家や車などが流され、町がまるごと消えてしまったような衝撃的な映像が何度も放送され、視聴者の不安を結果的にあおってしまった。

そこで見直されたのがラジオである。ラジオは音声だけで情報が伝えられるため、そのインパクトは弱く「温かみを感じる」という意見も多かったようだ。それと同時に2010年3月15日から始まったIP通信を利用して地上波のラジオと同じ内容がインターネットで聴けるサービス「Radiko」が注目された。

「Radiko」は本来は高層建築物や雑音源増加により受信環境が悪化していた都市部での「難聴取の解消」と、若年層のラジオ離れに対して「ラジオ聴取機会の拡大」を目的に開始されたサービスである。

今回の東日本大震災での被災地区および被災者への情報入手経路確保を目的としてエリア制限を解除し、日本全国どこにいてもパソコン、スマートフォン等からの視聴を可能とした。しかしこの緊急対応は4月11日まで。あくまでも「期間限定の特別案件」としての緊急対応のため4月12日からはエリア制限が復活する。
残念ではあるが現在このサービスは試験的に実施されており、3月からは中京地区へも拡大され、今後も福岡、北海道の拡大を予定しているという。

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