YouTuberあめんぼぷらす羽谷勝太「下剋上球児」出演で胸囲10cm増 ライバル校エースのストイックな体作り「毎日筋肉痛に耐えながら」<インタビュー> | NewsCafe

YouTuberあめんぼぷらす羽谷勝太「下剋上球児」出演で胸囲10cm増 ライバル校エースのストイックな体作り「毎日筋肉痛に耐えながら」<インタビュー>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
羽谷勝太「下剋上球児」より(C)TBSスパークル/TBS 撮影:Len
【モデルプレス=2023/12/03】俳優の鈴木亮平が主演を務めるTBS系日曜劇場『下剋上球児』(毎週日曜よる9時~)に出演しているYouTuber・あめんぼぷらすとしても活動している俳優の羽谷勝太(はたに・しょうた/27)。モデルプレスのインタビューでは、“野球あるある”を投稿しているYouTube活動との共通点や、役作りのこだわりに迫った。

「下剋上球児」鈴木亮平を起用した唯一の理由

◆鈴木亮平主演「下剋上球児」

同作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。鈴木演じる南雲脩司は、36歳で教員になり、越山高校に赴任し野球部監督に就任するも、教員免許を持っていないということが発覚。教師を辞め、自首したが野球部部員たちの署名活動により不起訴処分となった。そして野球部は初めて夏の大会で1勝を果たし、南雲は監督へと復帰した。

羽谷は強豪・星葉高校野球部のピッチャーの児玉拓海役。中学のときに越山高校野球部エースの犬塚翔(中沢元紀)とチームメイトだった。

◆羽谷勝太「下剋上球児」現場は「部活に行っている感覚」

― まず、ここまで演じられてきた感想を教えてください。

羽谷:初ドラマということもあって、どのような現場なのかなというドキドキとワクワクがありました。同世代の方が多いのですごく盛り上がっていますし、スタッフの方々も含めチームとして一体感があって、撮影に行っているというより部活に行っている感覚で毎日楽しませてもらっています。亮平さんを筆頭にすごい俳優さんがいっぱいいるのでずっと観察して勉強しています。

― 芝居の手応えは感じましたか?

羽谷:カメラが回る前は「これでいける」という手応えがあるのですが、放送を観たときに「もう少しこうしたほうが良かった」「こういう動きもあったな」と反省することもあります。それは学びですし、いろいろな方にお話を聞くと「どこまで行ってもそのように感じると思うからあまり気にせずに」と言っていただいたので、今できる最大限の自分を出して頑張っています。

◆羽谷勝太、役作りで胸囲10cm増

― 本作の反響はいかがですか?

羽谷:YouTubeで野球を舞台にした作品を扱っているので視聴者の方には野球ファンの方も多くて、ドラマの出演が決まってからはありがたいメッセージも届きました。毎週感想を上げてくださっている方もいるのでファンの方からの声はたくさん届いていますし、反響の大きさを感じています。野球関係の友達や高校野球の監督からも「絶対観る」「面白かった」とコメントをいただきましたし、久しぶりに連絡を取った人からは「めっちゃ面白かった。これ最後どうなるん?」と聞かれましたが「いや、そんなん言えるわけないやろ!」と返しました(笑)。

― 役作りでビジュアルも変えられていますが、そこに関しての反響はいかがでしたか?

羽谷:髪型に関して「長髪のほうが良かった」「短髪のほうが良い」などいろいろな意見はあるのですが、自分の中で一番意識したのは体作りです。強豪校のピッチャーは体がすごくごついので、毎日筋肉痛に耐えながらトレーニングをして胸囲が1ヶ月半で10cm伸びました!ピッチングに関しては、元々ピッチャーではないので大学時代のエースにお願いして僕のフォームを見てもらって修正してもらいました。まだまだですが終盤にかけて完成できたらと思っています。

◆羽谷勝太、オーディション落選からドラマ出演へ

― オーディションで一度不合格になってから出演が決まり、まさに“下剋上”していると思いますが、出演が決まったときの心境はいかがでしたか?

羽谷:メインキャストから落ちたと知ったときはめちゃくちゃショックで、そんなに甘いものじゃ無いとすぐに切り替えるよう努めていましたが、ライバル校のエース役という重役を与えてくださったのは光栄です。僕は自分の役柄も主人公だと思って撮影に臨みました。

― 塚原あゆ子監督から演技に対するリクエストはあったのでしょうか?

羽谷:一つひとつの返事や姿勢は、パッと見で強豪校だと思えるようキビキビ動くようにと言っていただきました。また「演じようとしなくて良い」「自分をもっと出して良いよ」と僕自身を大事にしてくれていて、役と自分が良いバランスになって演じることができています。あくまで自分の言葉なので児玉拓海が100%にならないように羽谷勝太を交えて演じられるようにしたいと思っています。

◆羽谷勝太、役作りノートを作成

― 塚原監督と新井順子プロデューサーの企画書には一人ずつ細かく性格などが書かれていたと思いますが、児玉の役柄で役作りに活かせたことはありましたか?

羽谷:野球のカード集めが趣味と書いてあって、そういう人に相手を僻むような人はいないという勝手な偏見があったので演じるうえでのヒントになりました。役作りのノートを作っていたので、野球のカードにまつわる思い出も書きました。

― ノートにはどのようなことを書かれたのですか?

羽谷:恥ずかしいですね(笑)。お気に入りのピッチャーのカードを翔や江戸川快斗(清谷春瑠)に見せつけて、2人がそのカード傷付けようとするところを止めるところや、3人でコンビニでカードのパックを買って一緒に開封するところも想像しました。

ほかには、児玉が住んでいる家の見取り図も勝手に想像しました。例えば家は住宅街にあって僕の部屋からは海がすこし見えて、駐車場にはバッティングネットがあって…父がすごく厳しいことはプロフィールにも書いてあったので、練習から帰ってきたらお父さんが練習相手になってくれて…そんなことが書いてあります。あと児玉の絵を描きました(笑)。

◆羽谷勝太、中沢元紀とライバル関係描くためのこだわり

― 元チームメイト役の中沢さんとの撮影エピソードを教えてください。

羽谷:中沢くんは犬塚翔そのものです。作品の中でも繊細な部分が描かれていますが本人もとにかく優しさが滲み出ているような方です。実際に同じシーンを演じさせてもらいましたが、演技感が無くてプライベートで話しているような感覚でセリフが返ってくるので演技がしやすかったです。

― 児玉と江戸川快斗(清谷春瑠)は翔のライバルという立ち位置だと思いますが、ライバル関係を描くために意識したことはありますか?

羽谷:台本を読んだときにバチバチのライバル関係ではないなと思いました。嫌いだと思って演じるとバチバチしたライバルになってしまうと思ったので、そうならないように、先ほど言った役作りノートには中学時代に同じチームで過ごしていた3人での思い出を空想でいっぱい作りました。例えば「3人で練習したときはこんな雰囲気」「試合帰りはコンビニに行ってアイスを食べた」「温泉に行った」など一緒に遊んだというストーリーを自分の中で作って、決して翔のことが嫌いではないことを自分の中に植え付けました。人を傷付けたくない、相手の気持ちを思って発言できる、という児玉の性格を根本に置いて役作りをしました。

― 第3話で、児玉と江戸川が「翔がエースだ」と話し合っていたシーンから翔のことを認めていることが伝わってきて素敵だと思いました。

羽谷:ありがとうございます。高校時代でもそうでしたが、野球に限らず悔しい気持ちはあっても相手を認めなければいけない時ってあると思います。それって劣等感の塊でほんとに辛いんですよね。でも児玉ならそれを認めて練習に励むと思います。

◆羽谷勝太「下剋上球児」はYouTube活動とリンク

― YouTubeではあめんぼぷらすとして「野球あるある」を投稿されていますが、星葉高校野球部の“あるある”と共通する部分はありますか?

羽谷:監督に厳しく指導されたときに僕らの“あるある”だと「だる」となりますが、多分星葉高校でそれを言うとすごく怒られると思うので少し違います。

どちらかというと越山高校に近いです。楡伸次郎くん(生田俊平)が練習に出てこない日があることなどは『下剋上球児』の原案を読んだときにあめんぼぷらすと共通している部分もあるなと思いました。

◆羽谷勝太、鈴木亮平は一番の目標

― 共演者の方とのエピソードを教えてください。

羽谷:松平健(賀門英助)さんの演技に対する姿勢をずっと観察して勉強させていただいています。春瑠くんとは現場でずっと一緒にいるので、全然盛り上がらない会話を永遠に続けています(笑)。でも本当に可愛い子で、僕と話すことも演技に対しても全て全力なのでそういったところが刺激になります。

亮平さんは撮影の合間にノックを打ってくださったり、キャッチボールをしたり、「ホームラン競争やるぞ」と周りに声をかけてくれてホームラン競争をしたり、手押し相撲もしました。亮平さんは手押し相撲が強すぎました。いつかリベンジしたいです(笑)。

― 鈴木さんとはどのようなお話をされましたか?

羽谷:一番の目標にしていた俳優さんが亮平さんだったので、まさか初ドラマでご一緒できるとは思わず本当に光栄です。芝居のことを質問したら、役者としてのあり方から役作りをするための考え方まで細かくたくさん教えていただいてすごく貴重な時間を過ごせました。

◆羽谷勝太、今後の俳優像

― 本作への出演を経て、今後どのような俳優になっていきたいですか?

羽谷:今まで12年間野球をやってきたという特技を活かして演技を観てもらえる場を作っていただいたので、野球以外の作品にも繋がるステップアップになってくれたらと思っています。演技の技術はもちろん勉強させていただいていますが、亮平さんや黒木華さん(山住香南子)たちの現場での振る舞い方、役者としての在り方、周りへの気遣いを見ていると、本当にすごい俳優さんだと感じました。僕はまだ自分のことで精一杯ですが、亮平さんや華さんたちの振る舞いを見て助けられているので、将来的には周囲への配慮もできるような俳優さんになりたいです。

今回、撮影が始まる前に本作の原案になった三重県の白山高校を甲子園に導いた東拓司監督に自分でアポを取って取材に行ったんです。当時の野球部の雰囲気から選手の性格までたくさんお話を聞いて役作りの参考にもなりました。東監督に取材した際に当時の三重大会決勝で対戦した松阪商業高校の冨山悦敬監督からもたまたまお話を聞けたので、今後も情報収集は大切にしていきたいです。

― 取材で聞いた話は他のキャストの方にお話されたのですか?

羽谷:自分からはしなかったですが、東監督が現場に来られたときに「この子、俺のところに直接取材に来て熱心な子だよ」と紹介していただいて、亮平さんもその時におられたので、一番の目標にしている俳優さんに知ってもらえた事が嬉しかったです。

― 今後どのような作品に挑戦していきたいですか?

羽谷:まず第一は自分を生かせる明るくておバカなキャラをしっかり演じたいです。でもいつかは技術的な職業についた役を演じてみたい。医者であれば、体を縫うシーンなど、技術的なことを練習しないといけないと思うので。それは僕の中ですごく役作りにやりがいを感じると思います。いつかはサイコパス役などの幅広い役柄を演じれるようになりたいなぁ。いつかね。

◆羽谷勝太「下剋上球児」見どころ

― 最後に第8話の見どころを教えてください。

羽谷:野球の真の熱さ、人間ドラマの醍醐味が一番熱い回です。第2話で越山と星葉が対戦したときは星葉がボロ勝ちでしたが、2年経ってどうなったのかというところが気になる部分ですし、球児たちがひと夏にかける思いがビンビン伝わってくるので、お楽しみに、そして大いに期待していてください。

児玉は、3年生になってキャプテンでエースになります。1年生のときとは違った、チームを見守る顔つきやベンチにいるときの姿勢をこだわって表現したので細かい仕草、目つきに注目してほしいです。トレーニングを積んでフォームの改良も行い、体もさらにごつくなった姿にも注目しほしいです。

(modelpress編集部)

◆羽谷勝太(はたに・しょうた)プロフィール

1996年7月23日生まれ、大阪府出身。俳優の夢を叶えるために、作家志望の相方・おまつ(松井尚斗)とともに、あめんぼぷらすとして2018年11月にYouTube活動を開始。現在は登録者数181万人を突破している(2023年11月24日現在)。登録者数100万人突破をきっかけに俳優としての活動をメインとし、2022年から映画・雑誌などに出演。主な出演作はドラマ『ハイエナ』(テレビ東京系/毎週金曜よる8時~)、映画『TOKYO, I LOVE YOU』など。本作のオーディションのピッチング審査では最速記録をたたき出していた。

◆「下剋上球児」第8話あらすじ

南雲(鈴木亮平)が監督に復帰して1年。越山高校野球部は“日本一の下剋上”を目指し、夏の大会で34年ぶりにベスト8に進出していた。地元の後押しを受けて準々決勝も突破した部員たちだったが、どこか緊張感を欠いており、南雲と山住(黒木華)は不安な思いを抱えていた。

迎える準決勝で対するは賀門(松平健)率いる強豪・星葉高校。南雲にとっては教員免許の一件以来決別した賀門との師弟対決。甲子園出場へ重要な一戦の先発に、南雲はエースの翔(中沢元紀)か、成長著しい根室(兵頭功海)にするかで頭を悩ませていた。

そんな中、練習中に山住に打球が直撃するアクシデントが起こる。動揺する部員に、山住は「南雲にはこのことを言わないように」と釘をさすが…。

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《モデルプレス》

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