学校に「バイ菌扱い」された長女。急いでお迎えに行った先で母が見た、異様な光景とは | NewsCafe

学校に「バイ菌扱い」された長女。急いでお迎えに行った先で母が見た、異様な光景とは

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
学校に「バイ菌扱い」された長女。急いでお迎えに行った先で母が見た、異様な光景とは

東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。

長女が小学1年生の時「頭にシラミがいる」という理由で早退要請の連絡がありました。急いで迎えに行くと、まるでバイ菌のように扱われている長女の姿が……。

【東京こども4人育児日記 #15】

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危険な感染症!?私物は洗浄&殺菌消毒って何さ!

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急いで学校へお迎えに行くと、保健室の隅っこの方で校帽をかぶったまま、ちょこんと座っている長女がいました。

さらに、長女の周りには、ランドセル、お道具箱、体育着、図工用スモック、鍵盤ハーモニカなど、ありとあらゆる彼女の荷物が置いてありました。

すぐに「……なんでこんな状態になっているんですか?」と聞くと、保健室の先生は、シラミが跳ねるから校帽をかぶせているとのこと。

それは十分に理解ができるけど……この大量の荷物は何?

しばらくすると、担任の先生がやってきて一言。
「お仕事中にごめんなさいね。シラミがあるので今すぐ病院を受診してください。何がどうやってうつるのか分からないので、長女ちゃんの持ち物はとにかく全て持ち帰って頂けますか? 洗浄や殺菌消毒ななどの対応をして頂いてから、また持ってきてくださいね」

むむむ? 早退は周りへの感染拡大防止のためだという対応だと思うので納得。枕やシーツから感染するとは聞いたことがあるので、百歩譲って体操服を持って帰って洗濯することもギリ納得したとしよう。でも、お道具箱や鍵盤ハーモニカを介してうつる!?そもそも、他人と共有していない物だよね?

これは、コロナ禍前の出来事ですが、まるでコロナが流行り出した時のような慎重に慎重を重ねたような対応でした。

私は医療関係ではないので、これが正しい知識だとは自信がなかったし、担任の先生と一緒にいるのは健康や衛生管理のプロである保健の先生。

突然のことでショックだったし、申し訳なさそうにじっと座っていた長女が不憫でならない! 違和感を抱きつつも、長女をどうにかしてあげたい気持ちの方が強く、挨拶もそこそこにその場を後にしたのです。

過剰な対応に皮膚科の先生も苦笑い

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すぐに皮膚科を受診した私は、先生に経緯を説明しました。

「あらら、学校を早退したの? そんなに心配するほどのことでもないですよ。見た限りそこまで多くないから大丈夫。成虫は専用のシャンプーで駆除することができますし、洗髪で駆除できない卵は梳き櫛でとれますから。大変だけど、枕カバーやシーツは毎日洗濯してくださいね。1週間から10日間くらいでなくなりますから。お道具箱から感染?それはちょっと考えにくいんじゃないですか(笑)」

いつもはクールな皮膚科の先生が、思わず苦笑い。

「ちょっとこれおかしくないですか!」って言えば良かった!ぐぬぬ……。

何はともあれ、その日中に適切な処置を終えてほっと一息。と、安心したのもつかの間、長女に異変があったのです。


《OTONA SALONE》

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