ダイエット成功への道を阻む、おやつの誘惑。
産後だからやせにくいんだ、更年期だから食欲が止まらなくて。言い訳は次から次へと浮かんでくる。
コンビニのスイーツコーナー、買う予定はなかったスーパーでのついで買い、通勤帰りのエキナカショップ。気づけば「今日だけのご褒美」が週7回! 「なんて意思が弱いんだ…」自分を責めて、落ち込む。
ちょっと待った、自己嫌悪に陥るのはまだはやい! 砂糖には、コカインに匹敵するほどの中毒性があり、甘いものがやめられないのは意志や根性の問題じゃないという話。だからこそ、甘いもののやめ方にはコツがあるんです。
今回は、YouTubeのチャンネル登録者数17万人を突破した、管理栄養士で適食アドバイザーあこ先生の注目著書『これを食べれば勝手にキレイになるー 「甘いもの欲」が消えて身体の中から輝く食事術』(KADOKAWA刊)から、根性論ではなく、ロジカルに、甘いもの欲を止める「ゆる砂糖断ち」のコツをお教えします。
結論! お菓子や甘いもの依存症は栄養不足が原因かも
えぇー、栄養不足! この時代にそんなことが……。むしろ食べすぎだと思っていました(汗)。
あこ先生いわく、
「砂糖を過剰にとりすぎると、体内でそれをエネルギーに変えるときにほかの栄養素が大量消費され、栄養不足状態になってしまうんです。具体的には、ビタミンB群やマグネシウム、鉄など。
また、その栄養不足によって、病院にかかるほどではないけれど、万年体調が悪い、というような状態を引き起こしかねません。
原因不明の肌荒れ、だるさ、取れない疲れ、口角炎などがあったら過剰摂取の危険信号」
かくいう先生自身も産後、ホルモンバランスの乱れから食事が乱れ、心身に不調をきたし悩んでいた時期があったんだとか。
その経験を経て、自身が編み出した「ゆる砂糖断ち」を、適食アドバイザーとして悩めるクライアント女性たちに提案したところ、みな、甘いものへの執着も次第に減った、1週間くらいで肌の調子がよくなった、むくみが減った、腸の調子がよくなった、イライラが減った、などの効果を感じたという。
あこ先生が提案する、無理なく体に栄養を充足させ、甘いもの依存をやめる、その食事法とは⁉
! ”ゆる砂糖断ち”の方法>
以下、期間は1~2週間。長くて3週間を目安に行います。
あこ先生の著書より、実践のポイントの中から3つ抜粋して紹介します!
1、砂糖(白砂糖、黒糖、てんさい糖、きび砂糖などすべて)を控え、代用の調味料を使う。
2、1日3回、茶碗1杯(150g)のごはんを食べること。(計450gを4~5回に分けても可)
3、1日7粒のくるみをお菓子代わりに!
前編記事ではゆる砂糖だちの概要を抜粋してお伝えしました。続く後編記事では、その具体的な方法を詳しく説明します。40代編集部員が試したその結果やいかに!
>>>万年ダイエッターが、甘いもの欲がなくなる食事術=「ゆる砂糖断ち」を試した結果【後編】