モモコグミカンパニー、アイナ・ジ・エンドと対談 BiSH解散後初対面も「ブランクを感じず」<解散ノート> | NewsCafe

モモコグミカンパニー、アイナ・ジ・エンドと対談 BiSH解散後初対面も「ブランクを感じず」<解散ノート>

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「解散ノート」出版記念特別対談イベントに出席したモモコグミカンパニー(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/02/25】元BiSHのモモコグミカンパニーとアイナ・ジ・エンドが25日、都内で開催された『解散ノート』(2月14日発売)出版記念特別対談イベントに出席。仲睦まじいトークを繰り広げた。

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◆アイナ・ジ・エンド「解散ノート」涙読み

本作は、BiSHが「解散宣告」を受けた2019年11月から超満員の東京ドームでラストライブを行った2023年6月29日までの3年半の日々を、日記形式でリアルタイムで書き記した貴重な記録。アイナが『解散ノート』を「涙読み」したとSNSで報告していたことについて、モモコは「アイナに本を送ったら読んでくれて。SNSの投稿はもうちょっと後だったと思うんですけど、読んだ直後にLINEをくれて、すごい涙してくれたみたいで。『本を読みながら泣いたの初めて』って言ってくれて、本当に嬉しくて」と喜びを語った。

どこで「涙読み」したのか問われたアイナは「まず最初に『解散します』って言われた日、私もすごく衝撃的だったし、自分の感情を咀嚼するので精一杯だったから。モモカンって、読み返すと、人の顔色とか、人が泣いていたとか、この人はこう言っていたとかまで覚えてたじゃん。それすごいなって」と述懐。「自分の事で精いっぱいだった私は情けないなって思うくらい。その当時からモモちゃんは腹を括れてたのかなって。これを書きものにするんだって思えていたのかなと思うと、そういうところにも心が奮い立つというか。そういうところから感動していったのかな」と振り返った。

モモコは「自分は自分で精いっぱいで。書いていたのは、別に最初の何年かは本にしようっていうことじゃなくて、この気持ちをどう咀嚼していけばいいんだろうって、自分なりの咀嚼の方法が、本に書くっていう行為だったの。その日に事務所を出て家にばーって帰ったときに、ノートに、表紙に何となく『解散ノート』って書いて(笑)。なんとなくその日から書いて。日記を書こうと思ったの」と明かした。

◆モモコグミカンパニー&アイナ・ジ・エンド、BiSH活動時を回顧

また、モモコは移動時のエピソードとして「半目で動いているのよ(笑)。この人寝ているのか、振り付け作っているのかどっちなんだろうって(笑)。今しか時間ないんだろうなって」とアイナの多忙ぶりを懐かしみ「12か月連続リリース」に言及。「私たちはレコーディングするだけなんだけど、アイナは毎回MVを撮らなきゃいけなくて、ダンスを振り付けなきゃいけなくてっていうので、本当にいっぱいいっぱいだったのかな。プラスいろんな撮影とかも個人でしてたし。だからモンスターとしか思えない(笑)。本当にいつ寝てたのってくらい」と話していた。

続けて「『解散ノート』は、書いているというか心を整理しているっていう感じで。途中からコロナ禍も入ってくるのよ。コロナ禍ってライブができなくなったり、いろんなことを考えた」と回顧。「私はその時に迷いというか、解散に対する焦り、自分がその後何をしていけばいいかわからないみたいな。『何者になるんだ、自分は』みたいな。そういうのを書いて吐き出していた」と説明した。

アイナが「読んで初めて知ることが多くて。モモちゃんこんな悩んでたんだとか。私とモモカンって笑いのツボが似てて、楽屋でずっと爆笑するのはモモカンとだったんですよ。2人でいるとちょける(ふざける)んだよね」と関係を明かすと、モモコは「ずどーんってなったのを、楽屋とかで明るくしてくれてたんだなって」と返答。アイナは「明るくする代表はハシヤスメ・アツコ(笑)」と付けたし「モモちゃんはいつも、あんまり顔に出さないっていうかね。こんなに自分と向き合って、悲しい気持ちになったり、不甲斐ない気持ちになっていたんだって、これを読んで知ったので。もっと気づけたらよかったなあって」と申し訳なさそうな表情を見せた。

これに「優しい」と笑顔を見せたモモコは、アイナを「名言メーカー」と評し「同世代の戦っている仲間として、こうやって頑張ればいいんだっていうのを本当にたくさん教えてもらった」とアイナに対する感謝を語った。

◆アイナ・ジ・エンド「解散ノート」を絶賛

その後、改めて『解散ノート』への思いを聞かれたアイナは「ただの解散に纏わる本じゃないなと思った。これからいろいろな場面で生きていく中で、この本はお守りみたいにみんなの心に光りを灯してくれる、たまに涙を誘ってくれる、そういう本だなと思ったから。私はこの本を読めてよかったし、死んだら葬式やるじゃん?葬式の(棺桶に)入れてほしい!」とユーモアを交えて絶賛。これに「マジ!?嬉しい!いいの?ブタメンと一緒に入れてあげる」と笑顔を見せたモモコは「本って、いつでも残り続けるから。本から入って、また曲を聞こうってなってくれたら嬉しいなって、すごく思っているんです。私たちは人間だから死んでいくけど、音楽は永遠でありBiSHも永遠であるから、いろんな人がBiSHっていうグループに勇気づけられて前を向いてくれたらいいなって。そのきっかけになる本になったらいいなと思います。解散し甲斐があるから。その方が」と呼びかけていた。

◆モモコグミカンパニー、アイナ・ジ・エンドとの対談に緊張

イベント後に囲み取材に応じたモモコは「アイナとは実は解散以来、一度も話してなくて、LINEでやり取りとかはしてたんですけど、緊張しつつ楽しみな感じもあったんです」「会ったら意外と普通に話せて、あんまりブランクを感じずに話せたので、すごく嬉しかったです。あの頃に戻ったなって感覚で話せたので」とコメント。『解散ノート』に対する他のメンバーからの反応を聞かれると「ミサトアンドウ(リンリン)さんに、直接渡しに行ったんですけど、その後日に読んで、モモコさんの話だけど、自分もこの時どういう心境だったか思い出せて、すごく読んでよかったって言ってくれました」と報告した。

『解散ノート』が自身にとってどんな1冊になると思うか質問を受けると、モモコは「アイナがさっき話してて、『棺桶に入れてほしい』って言ってくれたんですね。すごく嬉しかったんです」「私が人生で落ち込みそうになった時とかに、また読み返したいなって思うような本です」と満足げな表情を見せた。

そして、今後の展望を問われたモモコは「作家でありたいなとすごく思っているので、自分が何かをするよりも、自分から出たこういう本とかの方が自信があるというか」「作品をもっと世に出して、作品に頑張ってもらうっていうのは、前から思っていることです」と作家業に邁進したい様子。次作の構想について話題になると「書きたいことが本当にいっぱいあるので。書いている時から、他のあらすじを書いていたりするんですよ。種を蒔いているというか。なので、また書きたいと思っています」と答えていた。(modelpress編集部)

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