「さよならマエストロ」天才チェリスト役で話題の佐藤緋美、役作りでの苦労明かす 音大の授業も見学<インタビュー> | NewsCafe

「さよならマエストロ」天才チェリスト役で話題の佐藤緋美、役作りでの苦労明かす 音大の授業も見学<インタビュー>

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佐藤緋美「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」新たに公開されたカット(C)TBS
【モデルプレス=2024/02/03】俳優の佐藤緋美が、西島秀俊主演のTBS系日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(毎週日曜よる9時~)に出演中。役作りでの苦労や本作の見どころなどを語った。

【写真】「さよならマエストロ」佐藤緋美&宮沢氷魚、仲直りの感動シーン

◆西島秀俊主演「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」

世界的天才指揮者・夏目俊平(西島)は、なぜか愛する音楽の世界から退くことに。そして、5年ぶりに娘・響(芦田愛菜)と再会。天才ゆえに娘の気持ちがわからない俊平が、父としてもう1度娘と向き合う中で、5年前から時間が止まってしまっていた“娘の人生”を少しずつ動かしていく。さらに、廃団寸前の市民オーケストラに俊平がきて、俊平にしかできないやり方で個性豊かな団員たちの悩みを解決していくとともに、オーケストラとしてもう一度立ち上がっていこうとするサクセスストーリー。佐藤が演じる羽野蓮は、クラシックを諦めた天才チェリストという役どころだ。

第3話では、プロレベルの蓮が、大輝(宮沢氷魚)らオケ団員と演奏を巡り口論に。そんな中で俊平は、蓮に「君がもし大輝くんのトランペットを好きになったら、君のその素晴らしい耳は、自然と美しいハーモニーを作りたくなるはずです」、大輝には「君のトランペットには優しい歌心がある。歌うトランペットには誰もかないません」と俊平がアレンジした楽譜を渡す。大輝と蓮はお互いの音楽に共鳴し、見事に演奏。観客から拍手喝采を浴びたのだった。

◆佐藤緋美、演じる蓮は「僕とは真逆のタイプ」

ドラマのオファーを受けた心境について佐藤は、「普段から音楽活動をしているので、自分自身にしかできないことがあるのではないかとワクワクしていました」と回顧。自身が演じる蓮については「晴海フィルに途中で合流する天才チェリストです。台本を読んでみて、『もっと上手くならないと!』というようにオケメンバーにやる気のスイッチを入れるような役柄だなと考えています。演奏シーンはキャストをはじめ、東京音楽大学の方やエキストラの皆さんとひとつになって撮影ができていて、いつも楽しいです」と紹介した。

一方で「蓮は普段の僕とは真逆のタイプだと思います」とも話し、「僕は厳しいことを言うときもありますが、蓮のようにぶっきらぼうには言わないですし、フレンドリーなタイプなので、そこは違うかなと思っています。ですが、なるべく自分に近いところも見つけていきつつ、僕が演じることで魅力を引き出せていけたらいいなと思っています」と意欲を見せた。

◆佐藤緋美、天才チェリスト役で苦労も「音楽の素晴らしさを伝えられたら」

今作は楽器の演奏も多いが、天才チェリスト役ということで練習には苦労もあったという。「最初はチェロを弾くことにワクワクしていたのですが、チューニングがベースとは違っていたり、弾くときの指がとても難しかったりと、チェロの練習は大変でした。チェロの先生にも、『チェロは誤魔化せないから』と言われました(笑)。なので最初から真剣に取り組んでいましたし、普段音楽活動をしていることもあって、しっかり弾かないと…という気持ちもありました。ですが現在は、弾くことだけでなく、演奏するときの姿勢や息づかいもきちんとしようという考えに変化していっています」と心境に変化も。

「一度、東京音楽大学の授業を見に行かせていただいたのですが、『自分の人生が楽しくないと思いながら演奏をすると顔に出るよ』と仰っているのを聞き、練習しているときは本当に大変でも、自分自身が楽しみながら、音楽の素晴らしさを伝えられたらいいなと思いました」と感銘を受けた言葉を語った。

また、見どころについては「やはり、皆でひとつになって演奏をしているオーケストラのシーンです。皆でオーケストラのシーンの撮影をするとテンションが上がるので、その雰囲気が視聴者の皆さまにも伝わればいいなと思っています」と呼びかけた。(modelpress編集部)

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《モデルプレス》

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