また独自のコンセプトが、新たなムーブメントとして確立された2000年代のテイストを指す“Y2K”とマッチしたことで、Z世代には新鮮に、平成・昭和世代には懐かしく感じられ、日本でも人気が爆発。「SUMMER SONIC 2023」では入場規制になるほど観客が殺到し、中年男性のファン層を指す「NewJeansおじさん」の議論がネット上で繰り広げられるなど、K-POPを好む層以外の音楽通にまで広がった。
これを皮切りに、ボーイズグループ・SEVENTEEN(セブンティーン)とのコラボ曲「BETTING」を引っ提げ、各歌番組に出演。大型音楽特番にもカムバックし、貫禄のステージを見せつけた。ソロライブ「Black Rabbit」では全国をまわり、並行して、初の全国巡回展「WHO AM I」も実施。今年のエンタメを語るに欠かせない活躍ぶりを見せた。
その人気は海を越え、多くのK-POPアーティストがダンスカバーを披露。また、米ビルボードが発表したビルボードGlobal 200から米国のデータを除外したチャートとなる「The Global Excl. U.S. top 10」(6月10日付)で日本人初となる首位を獲得。Ayaseの洗練された楽曲センスとikuraの類まれなる歌唱力により海外でも活躍の場を広げた最強ペアは、今後も世界中に愛されていくだろう。
<読者コメント>
・「『アイドル』のヒットに加え、多数のフェス出演、海外公演など活躍が圧倒的だった」
・「今年の曲と言えば『アイドル』一択!世界のトップに立った日本人アーティスト」
・「ヒット連発で、楽曲が色んな世代に幅広く知られているから」
◆【ジョングク】本格ソロデビュー「Seven」で史上初の快挙 世界制するBTSの黄金マンネ
世界的ヒットで音楽界を賑わせたのが、BTSのジョングクによる初のソロシングル「Seven(feat. Latto)」。アコースティックギター、UK garageジャンルのリズムが調和した中毒性のあるメロディーが、SNSを中心にバズを生んだ。加えて米ビルボードのメインシングルチャート「Billboard HOT 100」1位を始め、「3D(feat. Jack Harlow)」と合わせて「グローバル(アメリカ除外)」(10月14日付)で同時に1、2位獲得というビルボード史上初の快挙を達成。さらに「Spotify」において最短で再生回数10億回突破を含む通算4つの新記録でギネスを更新するなど、ただの一時的な流行にはとどまらないヒットと高い音楽性を証明した。