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頭のいい人に恋愛は無理!?

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女性が言う、好みのタイプで「頭の回転が速い人」というものがあります。

確かに、頭の切れる男性は発言もスマートで会話のテンポもよく、話していて楽しいことも多いでしょう。また、オトナともなれば、女性自身が頭のよさや判断の速さに自信を持っている人もいるかもしれません。

ところが、この頭のよさというのが「くせ者」で、ときとして恋愛を遠ざけてしまうことがあるので注意しましょう。

これは男女問わずですが、他人との会話において、まるで頭の良さを競い合うようなコミュニケーションをする人を多く見かけます。

たとえば、人がなにかを話し始めると「それって、こういうことでしょ」と要約してしまう。

たとえば、人が悩みを打ち明け始めると「これこれこうすればいいじゃん」と即答してしまう。

「同じことばかり、何度も言ってるなあ」「それって筋がとおってないなあ」「そんな浅いレベルの話、したくないんだけど」などなど、頭のいい人ほど、会話の質とスピードを求めてしまいがちなのです。

これが恋愛には不向き。

そもそも恋愛とは、別にしなくてもいい壮大な無駄であり、さほど意味のない会話の積み重ねです。

「ここのご飯おいしいね」という、ただそれだけのことを、何度でも何度でも、手を変え、品を変え、確認しあうのが恋人同士の会話です。

「好きだよ」「私も好き」 ただそれだけのことを、どれだけ相手が分かったといっても伝え続けるのが、恋愛です。

そこには、頭の回転の速さは必要ありませんし、むしろ邪魔になる場合も多いのです。

「この人、同じことばかり言ってるけど、馬鹿なんじゃないの?」と考えをめぐらせる前に、その純粋さを愛して「そうだね」と相づちを打ちましょう。

「この人、こんな常識もないの?」と呆れる前に、自分の常識をフラットに疑いつつ、自分にないセンスを面白がりましょう。

そのほうが、なまじっか先が見通せてしまうよりも、よほど人生を楽しめるし、人と仲よく出来るし、恋の可能性も広がるというわけです。

切れる頭はひけらかさず、他愛のない会話を、別種目として楽しむ。そんな、真の意味での頭の良さを目指してみてください!

[ライター 五百田達成/「恋と仕事のキャリアカフェ」主宰、オトナ女子の恋愛・結婚・仕事の悩み相談を受ける恋愛カウンセラー。TBSバラエティ番組「私の何がイケないの?」にも出演。著書「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」(五百田 達成・堀田秀吾著 クロスメディア・パブリッシング刊)が12万部を突破。詳細はオフィシャルブログ(http://ameblo.jp/iota-s/)まで]
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