負けられない理由 | NewsCafe

負けられない理由

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絶対に負けられない戦いがある…。某テレビ局が代表戦を中継する際に必ずと言っていいほど使われるフレーズだ。何でもかんでもこのフレーズを使うのはどうかと思うが日韓戦に関していえばこれほどしっくりくる言葉はない。

これまでの対戦成績は71戦12勝21分38負。勝率は24%と日本は大きく負け越している。ザッケローニ体制になってからはすでに2戦して1勝1分。といってもアジアカップではPK戦での勝利で90分で勝利したのはジーコ時代の05年まで遡ることになる。

常に独特の雰囲気の中行われる両国の戦いだが、今回に関してはお互いにさらに特別な事情がある。8月4日に34歳の若さで死去した元日本代表の松田直樹。日本だけでなく世界でも大きく報道されたこの悲しい出来事は日本代表のメンバーにとって非常に大きな勝利へのモチベーションになっていることは間違いない。

対する韓国にも負けられない理由がある。それは韓国全土を巻き込んだKリーグの八百長問題。現役選手数人が身柄を拘束される事態に発展するなど非常にダークなイメージが現在のKリーグにはある。そのイメージを払拭するには日韓戦は最高の舞台。チョ・グァンレ監督は海外組を総動員して必勝を狙っている。

日韓戦の醍醐味といえばお互いの激しい気迫。特に韓国はサポーターも含めいつの時代も日本相手には100%以上の力を発揮してくる。アジアカップをみても現状の両者に大きな力差はない。接戦になったときはメンタル面が重要な要素を占めるだろう。

今回の日本代表の目玉は初のフル代表召集となるセレッソ大阪の清武弘嗣。これまではU-22代表を主戦場としていたが、優れた得点感覚がザッケローニに評価され今回の召集にいたった。U-22の1戦が同日に行われるにも関わらずフル代表に召集したのはこの後のW杯アジア3次予選を視野に入れてのこと。出場機会に恵まれれば思いっきりのいいプレーをぜひ見せてほしい。

韓国にも注目する若手選手がいる。ハンブルガーSV所属の19歳ソン・フンミンだ。2010-2011年のプレシーズンマッチでは9ゴールを記録するなど後にブレイクする香川よりも先にドイツで脚光を浴びていた逸材。開幕前の骨折によりデビューは遅くなったが潜在能力は相当のものを秘めている。アジアでは最高なおかつ世界レベルを期待できる1戦。日韓両国が真夏の札幌を熱くする。
《NewsCafeコラム》
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