柏市のスタートアップ支援事業 企画運営パートナーとしてTEPが受託 - PR TIMES|NewsCafe

柏市のスタートアップ支援事業 企画運営パートナーとしてTEPが受託

相談窓口の設置やコミュニティ形成、プロモーション活動などを通しスタートアップ集積を加速

日本のトップレベルの技術をビジネス化し普及させることを目的とする技術系スタートアップの支援組織「TEP」(正式名称:一般社団法人 TXアントレプ レナーパートナーズ、代表理事:國土晋吾)は、千葉県柏市がスタートアップ支援策を本格化させるのに伴い、「スタートアップ・コンシェルジュ運営業務」の受託者として、5月2日に契約を締結したことをお知らせいたします。 本事業の受託に伴い、今月下旬より柏市のスタートアップ支援窓口を開設します。また、すでに市内でスタートアップの集積地となりつつある柏の葉エリアを中心としたスタートアップ・コミュニティの形成、ビジネス経験豊富なメンターによるメンタリング、各種プロモーション活動、スタートアップ関連情報の発信などに取り組んで参ります。




背景


TEPは、日本のトップレベルの技術をビジネス化し社会普及させることを目的として、2009年に柏の葉キャンパスにて設立されたスタートアップの支援組織です。起業・経営経験が豊富なエンジェル投資家やメンターのほか、つくばエクスプレス(TX)沿線の大学や研究機関、地域行政をはじめ、海外の同様のスタートアップ・コミュニティにもネットワークを広げ、技術系スタートアップのエコシステムを構築しています。近年では、技術系スタートアップのハンズオン支援に取り組む組織として、行政や大学など地域と密着したスタートアップ支援においても実績を積み重ねています。
柏市内では、個別のスタートアップ支援のほかにも、アジアの技術系スタートアップのイノベーションアワード「アジア・アントレプレナーシップ・アワード(AEA)」を共催するほか、三井不動産株式会社によるスタートアップ育成プログラム「KOIL STARTUP PROGRAM」の企画運営を担っています。また、「柏市産業振興会議」では2016年度より委員を務め、市内産業の将来・方向性を定める「柏市産業振興 戦略ビジョン」の検討や、その他産業振興に関わる議論において、スタートアップ育成やエコシステム醸成の観点で発言をしてまいりました。
実施する主な支援内容


今年度は、以下の取り組みを順次推進予定です。

・スタートアップ相談窓口の開設
スタートアップの個別のニーズに基づき、市内外の支援者ネットワークや、TEPのネットワークを活用し、ビジネスモデルのブラッシュアップや経営支援、ビジネスマッチング、資金調達支援、本市・国・県・支援者等で行っているスタートアップ支援事業(補助金、経営支援、セミナー等)の紹介等を行い、スタートアップの成長に寄与する個別の相談窓口を開設します。
相談窓口は今後オンラインで常時開設されるほか、柏市内にスタッフが週1日滞在して実施し、各種相談やメンタリングにはTEPの経験豊富なメンター陣が対応いたします。

・スタートアップ・コミュニティの形成支援
柏の葉地域を拠点の中心として活動する市内スタートアップや公民学の関係機関が自由に交流できる機会の創出を図り、組織の枠組みにとらわれないコミュニティ形成を促進します。

・各種プロモーション活動によるスタートアップ集積促進
柏の葉エリアでTEPが主催・共催しているスタートアップイベントやセミナー等において柏市との協働を強化し、柏市のスタートアップ支援情報をウェブサイトやSNS等も活用して発信することで、スタートアップの集積を促進していきます。
柏市役所のメッセージ


柏市では、柏の葉地域を中心に、産業技術総合研究所や国立がん研究センター東病院などの研究機関、東京大学や千葉大学などの学術機関、東葛テクノプラザや東大柏ベンチャープラザなどのインキュベーション施設が数多く立地し、国内有数の最先端技術の集積が図られています。
こうした環境を活かし、より多くのスタートアップ企業が成長する機会の創出や更なる集積を促進すべく、TEPと上記取組みを実施する運びとなりました。各取組みを通じて、公民学等の様々な主体の連携や、所属を問わない人的交流を通じた新たな産業創出ができる環境整備を進めて参ります。
TEPのこれまでの支援・連携の実績


1)茨城県 様
「次世代技術活用ビジネスイノベーション創出事業」(2019年度~2021年度)
「新ビジネスチャレンジ事業」(2022年度)
新ビジネス創出による中小企業等の競争力強化を図るため、IoT・AIまたはDX等の知識習得や、ビジネス創出ノウハウ等の習得、ビジネスプラン構築など、新ビジネスの創出・展開まで、一貫した支援を行うことを目的として、茨城県が実施している事業です。
TEPは両事業において、統括プロデューサーとして事業全体のディレクションを行っており、プログラムの企画運営、TEPサポート会員を中心とした講師・メンターによるビジネスモデル構築研修、参加した個別の中小・ベンチャー企業に対するメンタリングを実施しています。

2)三井不動産株式会社 様
「KOIL STARTUP PROGRAMの企画運営」(2022年度)
柏の葉スマートシティにおける新産業創造を牽引するスタートアップの成長支援を目的とした、三井不動産株式会社の「KOIL STARTUP PROGRAM」において、プログラム全体の企画運営のほか、セミナー開催、個別メンタリングなどを実施。TEPが主催する「ビジネスプラン作成セミナー」を通し、事業推進のために必要な基礎知識の習得、自身のビジネスモデル・ビジネスプランの骨子を実践的に構築する支援を行います。またセミナー受講後も、5ヶ月間の個別メンタリングでビジネス強化に向けた伴走支援を実施しています。

3)国立大学法人 筑波大学 様
「次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)」(2017年度~2021年度)
筑波大学が協働機関として採択を受けた、文部科学省の次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT※)の支援。TEPは協力機関として、学部学生、研究者および大学教員等などの受講者へ、受講者のもつ研究シーズを事業化するためのメンタリング、ビジネスモデルの構築やビジネスプランの作成などの支援を実践的に行い、将来産業構造に変革をもたらすような起業家を輩出するべく、プログラムの開発から運営のサポートも行っています。2022年度よりEDGE-NEXTの後継プログラムにおいても継続的に支援を行っています。
※EDGE-NEXT:Exploration and Development of Global Entrepreneurship for NEXT generation

「(旧)旧社会還元加速プログラム(SCORE)大学推進型」(2019年度~2021年度)
「(現)筑波大学ベンチャー起業支援事業「つばさ」(つばさ事業)」(2022年度)
筑波大学において令和2年に採択されたJSTの旧社会還元加速プログラム(SCORE)大学推進型、現筑波大学つばさ事業において、選定された6チームに対しTEPメンターによるハンズオンメンタリングを実施。事業期間中キャップファンドを活用しながら、研究開発の高度化、知財の担保、事業の蓋然性を高めるユーザーヒアリングやPOCを行い、起業検討、JSTによるSTART事業等への展開を目指し、研究者のマインドセットを含めた研究シーズの社会還元加速にかかる全般的な支援を行っています。

4)その他の実績
・JAXA ベンチャー事業等に関する事業支援(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
・研究開発型ベンチャーの創出及び育成(国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS))
・研究開発型ベンチャー企業等への事業化促進に係る助言プログラム(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))
・ベンチャー企業の創出・支援によるイノベーションの創出(国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)) など


■一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP) https://www.tepweb.jp
TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、日本のトップレベルの技術をビジネス化し普及させることを目的とする技術系スタートアップ企業の支援組織です。コア技術を持ち、そのビジネス化を目指すテック・スタートアップを中心に、起業・経営経験が豊富なエンジェル投資家、専門的アドバイスが可能なメンター、スタートアップとの連携を望む大手企業らを会員として組成しています。現在は、大学や研究機関、地域行政、そして海外の同様のスタートアップコミュニティにもネットワークを広げており、世界でも有数の技術系スタートアップのエコシステムとなっています。

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
page top