「えっ、車の中で…!?」不倫相手の自分勝手さに乱され、ほだされた果てに女が見たものは(前編) | NewsCafe

「えっ、車の中で…!?」不倫相手の自分勝手さに乱され、ほだされた果てに女が見たものは(前編)

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「えっ、車の中で…!?」不倫相手の自分勝手さに乱され、ほだされた果てに女が見たものは(前編)

ジェクス ジャパン・セックスサーベイ2020によれば、浮気・不倫経験があると答えた男性は67.9%、女性は46.3%。40代女性の32.9%が「特定の人物1人と(現在も)している」と答えています。婚外恋愛は、決して遠い対岸の火事ではありません。

では、過去に不倫を経験した人たちは、その後どんな人生を歩んでいるのでしょうか。

相手との関係や自身の生活の変化について、女性たちのリアルをお伝えします。

【不倫のその後#13】前編

「ご新規さん」との恋愛に浮かれたが…

亜樹から着信があったのは金曜日のお昼で、たいていは夜にかかってくるので「何かあったのか」とすぐに応答のボタンをタップしたのだけれど、スマートフォン越しに流れてきたのは

「ねえ、隠れ家的な居酒屋って知ってる?もし知っていたら教えて」

と明るい声だったので拍子抜けしてしまった。

そういう落ち着いたお店は最近探してないからわからない、と謝ると「そうか、急にごめんね」と機嫌を悪くすることなく答えるので、ふっと想像がはたらいて

「例の人と行くの?」

と尋ねると「そうそう」とやっぱり上ずった調子で言葉が返ってきた。

亜樹には現在お付き合い一方手前の男性がいて、「お互いに独身だと本当に気楽よね」と繰り返し口にするのを聞いていたが、人目を気にせず堂々と週末のデートができる幸せを堪能しているのはいいことだと素直に思っていた。

「会うのは2週間ぶりなの。ちょっと緊張してる」

とソワソワとした様子で続ける亜樹は、1年前まで既婚男性と不倫関係にあった。別れたのは亜樹が不自由な関係に耐えられなくなったからで、その勇気を全力で後押ししたが相手が別れに抵抗してしばらくは大変だった。

夜中に突然かかってくる電話にLINEでひっきりなしに届くメッセージ、ブロックを考えたが「それをすると次に何をするかわからないから」とひたすら無視することで意思表示を続けた。やっと音沙汰がなくなり次の恋愛に目を向けた亜樹だったが、「ご新規さん」と出会ってもつながりを楽しむ気持ちがなかなか育たず、中途半端な状態のまま遠ざけることを繰り返していた。

今のお相手は、たくさんの葛藤を乗り越えてきてやっと亜樹が掴んだ「落ち着いて関係が築ける可能性のある人」だった。

うまくいかなかった不倫

亜樹の不倫相手だった既婚男性はいわゆる「重たい人」で、毎日決まった時間にLINEをしてきては返信が遅れるとすぐ電話をかけて居場所を確認するような窮屈さがあった。「好きだから気になるんだよね」と辛抱強くその束縛に付き合ってきた亜樹だったが、会っているときに会社の後輩男性の話をしただけで不機嫌を全開にするような状態に音を上げたのは、男性の身勝手さに「押しつぶされる自分」を実感したからだった。

あの頃、不倫相手への不満と「それでも別れられない」と悩む亜樹に

「自分は離婚しないのにね、こっちのことは縛るんだね」

と冷静に告げたら、しばらく黙った後で

「……そうなのよね、それよ、その自分勝手なところが一番嫌い」

と涙声で返ってきたことがある。

そもそも不倫は自由のない関係で、相手が既婚である以上は独身者のほうが耐える場面が多くなる。それを理解して始めたはずだったが、実際は「自分の好きなタイミングでホテルに誘うが、こっちが会いたいときには家族との時間を持ち出して断る」ような男性とのつながりが幸せなはずはなくて、亜樹の情熱はだんだんと冷めていった。

自分ばかりが耐える関係に

出会いはマッチングアプリで、彼氏のいない時期が続き「心が乾いていたの」と話す当時の亜樹がこんな男性に流れたのは、一見すると力強い言葉で亜樹の存在を認め、自分こそ理解者だとハマるように関係をリードしていった姿にあったのだと思う。

自分の身も心も委ね、相手に操作されることに強い刺激を覚えた亜樹は、夜中の不意の呼び出しにも応じてクルマでの行為を受け入れ、支配と背徳に酔っていたのは話を聞いて感じていた。「大事にしてもらってないじゃない」と言う代わりに「自分のことをもっと考えて」と伝えたのは、無茶な要求を「愛されているから」と肯定する亜樹は仕事中に居眠りする自分の異常さに気づいていないからだった。

それでも、刺激はそのうち慣れるもので既婚男性の言いなりにならないときもあったが、そうなると今度は別れをちらつかせて「会って」「抱かせて」と迫る。今までの態度を謝罪する言葉の薄っぺらさは聞いていてぞっとしたが、亜樹はその姿にたやすくほだされ、会いに行ってはふたたび苦しい感情に襲われて嫌になることを繰り返していた。

結局、「自分ばかり耐える」関係のつらさに目が覚めた亜樹は、「もう会わない」と男性に言い置いて音信不通を貫いた。

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《OTONA SALONE》

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