林遣都、“別れが辛かった”撮影回顧<キッチン革命> | NewsCafe

林遣都、“別れが辛かった”撮影回顧<キッチン革命>

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林遣都 (C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/03/17】俳優の林遣都が17日、都内で開催されたテレビ朝日系大型スペシャルドラマ『キッチン革命』の記者会見に出席。ドラマ撮影を振り返った。

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◆2夜連続放送・大型SPドラマ「キッチン革命」

本作は、実在の女性2人をモデルに、日本の未来のために奮闘した彼女たちの姿を力強く描き上げる大型スペシャルドラマ。

第1夜は、今では誰もが当たり前のように使っている計量カップ、計量スプーンを生み出し、現代でいうレシピ=料理カードを作った女性医師・香美綾子(葵わかな)の姿を、第2夜は戦後復興の荒波の中、ダイニングキッチンを発明して台所を改革した日本初の女性建築家・浜崎マホ(伊藤沙莉)の姿を描く。この日は共演する葵、伊藤、渡部篤郎、北村一輝、薬師丸ひろ子も出席。伊藤の夫役を務める成田凌はメッセージを寄せた。

葵は「すごく力が必要な役で、撮影しながらとても大変だったなという思いがあるのですが、私自身演じながら綾子にすごく励まされていた部分があったので、その綾子のキャラクターが皆さんに届いて、皆さんの何かを励ませるような、そんな一夜になっていたらいいなと思っております」とコメント。

綾子が入局する東京帝大医学部附属医院の先輩医師であり、のちに彼女の夫となる香美昇一を演じる林は「本当に素敵な作品で。参加できてとても幸せでした」と仕上がりに胸を張った。

◆林遣都、“妻”葵わかなへの感謝

監督から年齢ごとの演じ分けについて称賛のメッセージを受けた葵は「お着物だったりヘアメイクだったり、ビジュアルから助けていただいた部分もたくさんありますし。監督と年齢を重ねていく部分で、細かく『この時は何歳』ということをたくさん話し合いながら進めていったので、割と心強く自信をもって演じられました」と発言。

林は「ただひたすらわかなちゃんに感謝していて。役の出会いから、結ばれて別れまで。本当に心を込めて気持ちをぶつけてきてくださって。ただひたすらそれに感化されたり、心が動いたりっていうところでしたので」と発言。

「わかなちゃんは僕より下なんですけど、着物も若い人であんなに似合う方はなかなかいないなと思いましたし。年齢を重ねて夫婦になってからは貫禄があって。僕に向けてくださる眼差しが、長年連れ添った奥さんのような居心地の良さというか。ただそこに浸りながらやらせていただいて。別れはとても辛かったですし。すごい女優さんだなと思って。ご一緒できてうれしかったです」と絶賛していた。

◆葵わかな、薬師丸ひろ子にバトン渡すプレッシャー

綾子について葵は「第1夜は時代の流れというか、経つ年数がすごく多いので。まだ大学に進学する娘時代から、薬師丸さんにバトンを渡すまでの何十年ですかね。長い年月同じ人物を演じさせていただくというので。でも、ドラマの時間は2時間半と決まっているので、すごくシーン数が多かったような印象があって。でも綾子の人生はすごく激動な人生だったので、1つ1つのシーンがどれも撮りこぼせない大事なシーンにすごく思えて」と回想。

そして「1個1個を積み重ねていかなければ、薬師丸さんにいいバトンを渡せないぞという自分の思いがあったので。毎日の、例えば勉強しているシーンでも、ごみを捨てに行くシーンでも、その時の状況とちょっとずつ年を重ねている綾子ということをすごく意識してやっていたのが難しかったなと、大変だったなと思います」と語った。

さらに「何かに対して一生懸命な姿、ここまで一生懸命な人物を演じたことはなかったので。こういう人が革命を起こしていくんだなというのを肌で感じながら、とにかく一生懸命やっていたなというような思い出です」とも語った。

◆葵わかな&林遣都“夫婦”を薬師丸ひろ子絶賛

林との夫婦役を薬師丸が称賛したことに関しては「先輩・後輩でありながら、その後夫婦になっていくという過程を、やっぱり丁寧に丁寧に積み重ねていけばいくほど、最後が2人の関係性っていうのがより素敵に見えていく夫婦だなと思ったので。本当に1シーン1シーン妥協せずというか。この1シーンが最後のシーンを作るぞみたいな気持ちで臨んでいたので、そう言っていただけて本当にうれしいです」とにっこり。

劇中に登場する料理で印象に残ったものを問われると「やっぱり胚芽米ですかね(笑)。たくさん実験をしたっていう描写の中で、撮影でも本当にたくさん胚芽米を炊いて食べてみて。だめだねとか言ってやっていくんですが、お料理の先生が×をつける胚芽米は本当においしくなく炊いてくださっていて(笑)。全然完成したものと味が違ったので、毎回食べる楽しみというか。あ、これは確かにさっきよりはいいけどちょっと硬いなとか」「すごく楽しかったですし、完璧な状態の胚芽米は本当においしかったので。そこも結構衝撃的で記憶に残っています」と振り返っていた。

◆林遣都、主人公2人から刺激

脚本に対する印象を問われた林は「エネルギーに満ちた、元気をもらえるような物語だなと感じました。1夜の綾子さんと2夜のマホさんの生き方がかっこよくて。マホさんの台詞にもありましたけど、前例がないのであれば前例を作ると。ゼロから誰かのために何かを生み出して、世の中を変えようとしたり誰かを救おうとしたりっていう。なかなか常日頃、そういう生き方ってできないなって思っていることを見せてくださったお2人で。この人たちのように生きられたらいいなと、パワーをもらいました」と主人公たちに刺激を受けた様子。

葵との印象的なシーンを聞かれると「少し遅れてクランクインしたんですけど、初日が京都のスタジオで。僕の出番の前に、わかなちゃんと和田正人さんとかが撮影されていて。ちょっとスタジオに見学に行ったんですけど、スタジオに入った瞬間に、わかなちゃんの、綾子さんのスタジオ中に響き渡る声が聞こえてきて。ああ、台本で読んだ綾子さんがもうすぐ近くにいるって、すごく会うのが楽しみになりましたし。実際お会いしてみて、間近でお芝居して、そのあふれ出るエネルギーというか、びりびりと感じて。しっかりと2人で脚本に書いてあった素敵な関係性を築いていけたらなと初日に思いました」と述懐した。

◆葵わかな、母の偉大さ感じる

その後、葵は「綾子を演じたりしている時に、母の偉大さっていうのをすごく感じたので。私自身も自分の母親をものすごく尊敬していて。特にこんなところでお話しするようなお話ではないんですけど(笑)。自分を支えて今まで育てていただいたっていうこともあるし、母自身の人生っていうものもすごく、私は娘なんですが、かっこいいなと思っていて」と母が自分にとって大きな存在になっていることに言及。

「今回の綾子のように、女性がバリバリお仕事をして活躍していく役柄というのは、すごく自分的にはいただけて嬉しかった役柄でもあって。演じてみて思うのは、何かを変えることだったり、周りに影響を及ぼすほど力がある人でないと、こういうことになっていかないんだなというのを思いながら演じていました」と続けていた。(modelpress編集部)

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《モデルプレス》

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