実写版『パティシエさんとお嬢さん』炎上… ルッキズム全開で違和感「性癖消えてる」 | NewsCafe

実写版『パティシエさんとお嬢さん』炎上… ルッキズム全開で違和感「性癖消えてる」

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実写版『パティシエさんとお嬢さん』炎上… ルッキズム全開で違和感「性癖消えてる」


実写版『パティシエさんとお嬢さん』炎上… ルッキズム全開で違和感「性癖消えてる」 (C)PIXTA



人気恋愛漫画を原作としたドラマ『パティシエさんとお嬢さん』のメインキャストが、11月24日に発表された。そこでヒロインを演じる役者をめぐって、ファンの間では大ブーイングが巻き起こっている。


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同作は、お気に入りのケーキ屋でご褒美を買うのを楽しみにする「お嬢さん」こと波留芙美子と、その店で働く「パティシエさん」こと奥野丈士とのラブストーリーを描いた作品。2017年にツイッター上で投稿されると、〝両片思い〟のいじらしいやりとりが読者の心を掴み、大きな話題を呼んだ。



そんな同作の最も大きな特徴は、甘い物好きのヒロイン・芙美子がいわゆるぽっちゃり体型であること。しかし実写版のキャスティングでは、芙美子役としてモデル出身の岡本夏美が抜擢されている。告知画像でも原作とはあまりにかけ離れたすらりとしたスタイルが、ファンの怒りに火をつけてしまったようだ。


原作のエッセンスを台無しにするような改変に、ネット上では《あのふっくらした女性がケーキ屋さんに通うのが良かったのに何故そこ変えた…》《いくらなんでも解釈違いで泣いてる》《ぽっちゃりじゃないお嬢さん。作者の性癖消えてるのがしんどい》《ぽっちゃりしてるけど素直で明るくてかわいいお嬢さんが主人公だからこそのあの世界観なのに。シュッとした美男美女起用するならこの漫画じゃなくていいでしょ》《本当はふくよかな女の子が主役なのになんで大改悪されてるの?》といった非難の声が殺到している。


日本社会の根底に潜んだ「ルッキズム」が原因?


同作のキャスティングをめぐって、「ルッキズム」を指摘する声も。日本では漫画を実写化するにあたり、登場人物のルックスが標準化される傾向がある。


たとえば『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の実写化では、ガタイの良い中年である両津勘吉役を、元SMAPの香取慎吾が務めていた。醜い顔が特徴の女性・累を主人公とした漫画『累』の実写化でも、累役に起用されたのは整った顔立ちの芳根京子だ。


漫画における容姿の醜さは、実写では美化されてしまう傾向が強い。そもそも欧米などではぽっちゃりモデルが活躍するなど、美しさの基準自体がゆらぎつつあることを思えば、あまりに時代遅れな状況だと言えるだろう。


さらにいえば、「パティシエさんとお嬢さん」は既存の恋愛漫画に対するカウンターのような作品。太っているヒロインが、恋のためにダイエットに打ち込んで別人のように…というテンプレ的な展開ではない。むしろ体型にとらわれず、大好きなケーキを食べることに前向きなヒロイン像が描かれているのだ。


実写化によって注目を集めるのはいいことだが、原作のもっとも重要な部分をないがしろにすれば、成功は遠のくばかりではないだろうか…。


文=野木


【画像】


master1305 / PIXTA


《まいじつ》

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